• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、レンジでさっとつくれる「なすとツナの焼きうどん」のお話です。

    常備しておくと便利な「冷凍うどん」

    「常備しておく食材」は各お宅でいろいろあると思いますが、私は冷凍うどんだけは必ずストックしてあります。

    鍋に市販の麺つゆと水を沸かし、凍ったままのうどんと、ねぎやしいたけなどの余った野菜を適当に入れて煮込めば、なんとなくバランスがとれたひとりごはんの完成です。

    卵を追加して栄養バランスを意識したり、仕上げにカレー粉を溶いて味のアレンジをしたり、意外と楽しめます。

    乾麺よりも手軽で、鍋ひとつですぐに調理できるのもうれしいポイントです。

    煮込んでもちゃんと「こし」があるのは、メーカーの努力の賜物だといつも感動しています。

    レンジでつくる、塩味でさっぱりとした「焼きうどん」

    画像: レンジで加熱するだけでつくれるのがうれしい

    レンジで加熱するだけでつくれるのがうれしい

    温かくても冷たくしてもおいしい冷凍うどんですが、今回はレンジでつくれる焼きうどんレシピをご紹介します。

    具材は玉ねぎとなすとツナ缶。野菜からは水分が、ツナ缶から油分がでますので、水や油を加えなくても全体的にちょうどよくまとまります。

    味付けは鶏がらスープの素を中心に、塩味でさっぱりとしているので食べ飽きません。

    レンジ加熱の前の段階まで仕上げて、ラップをかけて冷蔵庫に入れておけば、帰宅後や忙しいときでもボタンひとつで調理完了。

    火を使わずに調理できるので、家族を残して出かけるときの簡単なごはんとしてもお役立てください。

    「なすとツナの焼きうどん」のつくり方

    画像: 「なすとツナの焼きうどん」のつくり方

    材料(1人分)

    ● 冷凍うどん1個
    ● なす1本
    ● 玉ねぎ1/4個
    ● ツナ缶 (オイルタイプがおすすめ)1缶
    ● 小ねぎ1本
    A(調味料)
    ・鶏がらスープの素(顆粒)小さじ1
    ・しょうゆ小さじ1
    ・オイスターソース小さじ1
    ・ごま油小さじ1
    画像: 材料(1人分)

    つくり方

     なすは5mm厚さの輪切りにして水に晒して水気を切る。玉ねぎはスライスし、ツナ缶は軽く油分を切っておく。小ねぎは小口切りにする。

     耐熱容器に玉ねぎ、なす、ツナ、A、うどん(凍ったまま)の順に入れ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで7分半加熱する。

    画像1: つくり方

     レンジから取り出して全体を混ぜ、小ねぎをちらして出来上がり。

    画像2: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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