• 料理研究家の松田美智子さんに さんまトマト煮込み のつくり方を教えていただきました。トマトの水分のみで煮ることで、うま味を閉じ込めました。夏の時季であればトマト水煮缶を使わず、フレッシュトマト(約4個)でつくってもおいしい。

    さんまのトマト煮込みのつくり方

    画像: さんまのトマト煮込みのつくり方

    ズッキーニをゴーヤに変えるなど、季節の野菜で楽しめる。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● さんま2尾
    ● 塩小さじ1
    ● 薄力粉適宜
    ● オリーブオイル大さじ1
    ● にんにく(芽を除きスライス)大さじ1
    ● アンチョビ大さじ1
    ● ローズマリー1茎
    ● セロリ1本
    ● ズッキーニ1本
    ● 白ワイン大さじ3
    ● トマト水煮(缶)2カップ
    ● 白こしょう少々
    ● しょうゆ大さじ1
    ● パセリ(みじん切り)適量

    つくり方

     さんまは、うろこがあれば包丁の先で尾側から頭に向かってやさしく除く。ペーパータオルを小さく折り畳み、汚れをとる。頭と尻尾を切り落とし3等分にする。血はペーパータオルでおさえる。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方

     さんまに軽く塩(分量外)をする。薄力粉を両面にふる。切り口にも薄力粉をふり、血止めをする。

    画像3: つくり方
    画像4: つくり方

     オリーブオイルを鍋に入れ、中火の強にかけ、しっかり温まったらさんまを入れ、ふたをする。途中、上下を返し、両面にしっかり焼色をつける(しっかり焼いたほうが煮崩れしにくい)。

    画像5: つくり方

     セロリは筋を引き、4cm長さに切りそろえ繊維に沿って細切りにする。ズッキーニは両端を切り落とし3等分にし、繊維に沿って7mm幅に切る。

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    画像7: つくり方

     の鍋の火を止めさんまをいったん取り出し、にんにく、手でちぎりながらアンチョビを加え、セロリとズッキーニ、ローズマリーを加え、炒める。

    画像8: つくり方

     鍋の野菜に油がなじんだら、さんまを野菜の上にのせる。白ワイン、トマトの水煮をくずしながら加える。中火の弱にし、ふたをして10分ほど煮込む。味をみて、しょうゆをまわしかけ、ふたをしてさらに2~3分煮込む。白こしょうで味をととのえる(さらに煮込めば骨ごとやわらかくなるので、お好みで)。

    画像9: つくり方
    画像10: つくり方
    画像11: つくり方

     パセリは葉をちぎり、みじん切りにする。皿に盛りパセリを散らす。

    さんまのこと

    画像1: さんまのこと

    さんまは、日本を代表する秋の味覚のひとつ。旬は9月から11月頃で、この時季に水揚げされるさんまは脂がのり、一層おいしくなります。体型が刀状をしているところから、漢字では「秋刀魚」と表記されるさんま。ワタもおいしく味わえるのがさんまの大きな特徴。独特の苦味がたまらないおいしさです。

    脂肪部分には学習・記憶能力の向上や、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病など生活習慣病の予防効果があるとされるEPA、DHAが豊富。そのほか貧血予防によいビタミンB群、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く含まれています。塩焼きはもちろん、さまざまな料理でいただきましょう。

    さんまを選ぶときは、ふっくらとハリのある体つきで、目や口先が鮮やかな黄色、背が青黒く光り、腹がかたいものを選ぶのがおすすめです。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

    画像2: さんまのこと

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    別冊天然生活『5つの調理法で大人の料理バイブル100』(松田美智子・著)

    画像: 「さんまのトマト煮込み」のつくり方。旬のさんまをトマトで煮込む“うま味たっぷり”の一品|松田美智子の季節の仕事

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    『季節の仕事 (天然生活の本) 』(松田美智子・著)

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    (松田美智子・著/扶桑社刊)

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