乾燥による肌荒れや、自律神経・ホルモンバランスが乱れがちな秋は、体を温めて心身をめぐりよく。植物療法士・岡野真弥さんに、植物の力を取り入れた秋のお手当て「びわの葉のハーブティー」を教えていただきました。
(『天然生活』2024年8月号掲載)
(『天然生活』2024年8月号掲載)
夏にたまった疲れをとる
びわの葉のハーブティー

万能薬ともいわれる「びわの葉」。温かいハーブティーにして朝、昼、晩に飲むことで、夏の間に蓄積した疲れを解消させましょう。残ったハーブティーは冷めてからコットンに浸して肌にパッティングを。紫外線ダメージの修復に働きかけます。
ハーブティーのつくり方(煮出す)

1 鍋に水400mL、ドライハーブを大さじ2入れてふたをし、中火にかけ、沸騰したら弱火で10~15分煮る。
2 茶こしでこしながらカップに注いでいただく。
保存期間:冷蔵庫で24時間
びわの葉について
日本では江戸時代からびわの葉療法が行われており、神経痛や胃腸の不良、あせも、疲労やねんざ、うちみなどに使われてきたといわれている。
種子には毒性があるので生食は不可。
妊娠中はアルコールに漬けたチンキも使用不可なので注意すること。
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▼植物の力を取り入れたセルフケア「フィトセラピー」とは?
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〈監修/岡野真弥 イラスト/わたなべみきこ 取材・文/工藤千秋〉

岡野真弥(おかの・まや)
植物療法士・ライフコーチ。林真一郎氏に師事し、心身の不調を植物の恵みで改善。セルフラブの大切さを発信。アラン・コーエン氏のアシスタントティーチャー。著書『心と体がととのうフィトセラピー 植物のチカラを暮らしに生かす』(池田書店)。
インスタグラム:@selflove_maya
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです