乾燥による肌荒れや、自律神経・ホルモンバランスが乱れがちな秋は、体を温めて心身をめぐりよく。植物療法士・岡野真弥さんに、植物の力を取り入れた秋のお手当て「フランキンセンス精油のトリートメントオイル」を教えていただきました。
(『天然生活』2024年8月号掲載)
(『天然生活』2024年8月号掲載)
肌を整え、呼吸器系のトラブルを改善
フランキンセンス精油のトリートメントオイル

夏のダメージを引きずっている肌の細胞に働きかけて、潤いを取り戻す「フランキンセンス」。深呼吸をしながらトリートメントオイルでマッサージをすれば、呼吸器からも成分を取り入れることができます。咳が出る、喉がイガイガするときにも。
トリートメントオイルのつくり方

1 マカダミアナッツオイルなどの植物油に、精油6滴を加える。
2 遮光びんに1を入れ、よく振って混ぜ日付ラベルを貼る。マッサージしたい場所に塗る。
保存期間:2週間
フランキンセンスについて
古代エジプトでは神殿や儀式で使われていたとされ、バルサム系のさわやかで甘味のあるスパイシーな香り。
鎮静、収れん、呼吸器系を調整する作用が期待でき、心身を安定させたいとき、頭痛、生理痛、気管支系のトラブル時などにもおすすめ。
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〈監修/岡野真弥 イラスト/わたなべみきこ 取材・文/工藤千秋〉

岡野真弥(おかの・まや)
植物療法士・ライフコーチ。林真一郎氏に師事し、心身の不調を植物の恵みで改善。セルフラブの大切さを発信。アラン・コーエン氏のアシスタントティーチャー。著書『心と体がととのうフィトセラピー 植物のチカラを暮らしに生かす』(池田書店)。
インスタグラム:@selflove_maya
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです