乾燥による肌荒れや、自律神経・ホルモンバランスが乱れがちな秋は、体を温めて心身をめぐりよく。植物療法士・岡野真弥さんに、植物の力を取り入れた秋のお手当て「ラズベリーリーフのハーブティー」を教えていただきました。
(『天然生活』2024年8月号掲載)
(『天然生活』2024年8月号掲載)
粘膜を乾燥から守る
ラズベリーリーフのハーブティー

ハーブティーとして飲むことで直接喉の粘膜に作用する「ラズベリーリーフ」。粘膜や肌の表面の小さな傷や炎症を引き締め、潤いを与えます。空咳が出るときはボトルに入れて外出先に持ち歩いても。PMSや生理痛などの症状改善にもおすすめです。
ハーブティーの淹れ方

1 ティーポットにドライハーブを大さじ2入れ、95℃以上の湯を400mL注ぎ入れる。
2 ポットにふたをして5~10分蒸らす。ふたをするとハーブの成分が逃げない。
3 茶こしでこしながらカップに注いでいただく。
保存期間:冷蔵庫で24時間
ラズベリーリーフについて
ヨーロッパでは昔から安産のためのお茶として親しまれている。
生理痛、PMS、下痢、口腔粘膜の炎症などにも。
妊娠初期は多量に摂取しないこと。
* * *
▼植物の力を取り入れたセルフケア「フィトセラピー」とは?
* * *
▼「植物の力で『自然のお手当て』〈秋編〉」記事一覧
〈監修/岡野真弥 イラスト/わたなべみきこ 取材・文/工藤千秋〉

岡野真弥(おかの・まや)
植物療法士・ライフコーチ。林真一郎氏に師事し、心身の不調を植物の恵みで改善。セルフラブの大切さを発信。アラン・コーエン氏のアシスタントティーチャー。著書『心と体がととのうフィトセラピー 植物のチカラを暮らしに生かす』(池田書店)。
インスタグラム:@selflove_maya
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです