短時間でつくれる、お手軽「きのこパイ」
相変わらずまだ暑い日が続きますが、スーパーに並ぶ食材には少しずつ秋を感じるようになりました。
今回は秋のきのこをたっぷり使った「きのこパイ」をご紹介します。

市販のパイシートに具材を乗せて包み、トースターで焼き色をつけたら完成です。中の具材にも簡単に火が通るので、短時間で仕上げることができます。
ゆでたショートパスタを絡めれば、きのこのパスタにもなります。少し多めにつくって冷蔵しておき、バゲットや食パンの上に乗せてトーストにしていただくのもおすすめです。
パイは包んで焼く手前まで仕込んでおいて、冷蔵か冷凍で保存がききます。また、食べる直前にトーストすれば、サクサクで熱々のパイをいつでもいただくことができます。

きのこは、しいたけとマッシュルームを使いましたが、ほかに舞茸やえのきだけなどお好きなものを使ってみてください。お好みでウィンナーやベーコンを加えれば、ボリュームアップして食べ応えがあります。
今回はパイシート1枚を6分割しましたが、大きめにつくってもよいでしょう。その場合もトースターの焼き時間は変わりません。
パイの閉じ口は指で押さえて生地をくっつけてもよいのですが、フォークの先端で印をつけながら押さえると、ちょっとおしゃれな見た目になります。
おつまみやおやつのほか、おもてなしにも大活躍するきのこパイです。ぜひお試しください。
「きのこパイ」のつくり方

材料(6個分)
● パイシート | 1枚 |
● しいたけ | 3枚 |
● マッシュルーム | 4個 |
● ピザ用チーズ | 25g |
● 牛乳 | 大さじ1 |
● 塩 | 小さじ1/4 |
● こしょう | 少々 |
● バター | 大さじ1 |
● 卵黄 | 1個分 |

つくり方
1 フライパンにバターを中火で熱し、みじん切りにしたきのこを加えてしんなりするまで炒める。
2 1に、チーズ、牛乳、塩こしょうを加えて全体をなじませて火を切る。

3 パイシートを室温で15分ほど置いてやわらかくし、25cm×20cmくらいに伸ばして、6分割になるようにナイフで切れ目を入れる。
4 パイシートに粗熱を取ったきのこの具を乗せて包み、端を押さえて閉じる。


5 4の表面に卵黄を塗り、220℃のトースターで7分程度、こげ色がつくまで焼く。

本多理恵子(ほんだ・りえこ)
料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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