• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、秋の味覚をいただく「きのこパイ」のお話です。

    短時間でつくれる、お手軽「きのこパイ」

    相変わらずまだ暑い日が続きますが、スーパーに並ぶ食材には少しずつ秋を感じるようになりました。

    今回は秋のきのこをたっぷり使った「きのこパイ」をご紹介します。

    画像1: 短時間でつくれる、お手軽「きのこパイ」

    市販のパイシートに具材を乗せて包み、トースターで焼き色をつけたら完成です。中の具材にも簡単に火が通るので、短時間で仕上げることができます。

    ゆでたショートパスタを絡めれば、きのこのパスタにもなります。少し多めにつくって冷蔵しておき、バゲットや食パンの上に乗せてトーストにしていただくのもおすすめです。

    パイは包んで焼く手前まで仕込んでおいて、冷蔵か冷凍で保存がききます。また、食べる直前にトーストすれば、サクサクで熱々のパイをいつでもいただくことができます。

    画像2: 短時間でつくれる、お手軽「きのこパイ」

    きのこは、しいたけとマッシュルームを使いましたが、ほかに舞茸やえのきだけなどお好きなものを使ってみてください。お好みでウィンナーやベーコンを加えれば、ボリュームアップして食べ応えがあります。

    今回はパイシート1枚を6分割しましたが、大きめにつくってもよいでしょう。その場合もトースターの焼き時間は変わりません。

    パイの閉じ口は指で押さえて生地をくっつけてもよいのですが、フォークの先端で印をつけながら押さえると、ちょっとおしゃれな見た目になります。

    おつまみやおやつのほか、おもてなしにも大活躍するきのこパイです。ぜひお試しください。

    「きのこパイ」のつくり方

    画像: 「きのこパイ」のつくり方

    材料(6個分)

    ● パイシート1枚
    ● しいたけ3枚
    ● マッシュルーム4個
    ● ピザ用チーズ25g
    ● 牛乳大さじ1
    ● 塩小さじ1/4
    ● こしょう少々
    ● バター大さじ1
    ● 卵黄1個分
    画像: 材料(6個分)

    つくり方

     フライパンにバターを中火で熱し、みじん切りにしたきのこを加えてしんなりするまで炒める。

     に、チーズ、牛乳、塩こしょうを加えて全体をなじませて火を切る。

    画像1: つくり方

     パイシートを室温で15分ほど置いてやわらかくし、25cm×20cmくらいに伸ばして、6分割になるようにナイフで切れ目を入れる。

     パイシートに粗熱を取ったきのこの具を乗せて包み、端を押さえて閉じる。

    画像1: かんたん「秋のきのこパイ」のつくり方。市販のパイシートで“あっという間”に焼きたての味|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」
    画像2: かんたん「秋のきのこパイ」のつくり方。市販のパイシートで“あっという間”に焼きたての味|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」

     の表面に卵黄を塗り、220℃のトースターで7分程度、こげ色がつくまで焼く。

    画像2: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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