• コミックエッセイストでイラストレーターのハラユキさんが、自身の経験や国内外の多様な家族への取材をまとめた著書『ワンオペ育児モヤモヤ脱出ガイド「つかれない家族」になるための31のヒント』(講談社)。家事や育児に追われ、会話が減りがちな夫婦こそ、映画や買い物など「夫婦デート」でお互いの状況を確かめ合うことが大切なのです。

    ハラユキから一言

    アメリカには、子どもを預かってくれる人はいないけど夫婦でデートをしたい、という親のために、「ペアレンツ・ナイト・アウト」という有料サービスを定期的に行う幼稚園があるそうです。

    親がデートしている間、子どもたちはいつも遊んでいる友だちと一緒なので安心して遊び、パジャマに着替え、保育士さんが寝かしつけまでしてくれる。そして寝た後に親が迎えにくるというシステムです。

    これは「親がたまにデートするのはいいこと」と認知されている証だとも言えるでしょう。

    一方、日本では、子どものいる夫婦がデートをするのは少数派な気がします。日本人は「親になったら個人の自由や楽しみを捨てるものだ」という固定観念を持った人が多いからなのかもしれません。

    でも、そうやって日本の大抵の親があきらめている多くのこと......夫婦だけで映画館に行く、ゆっくり買いものをする、じっくり話し合う、子連れじゃ入れない店に行く、大人向けのライブに行く......。

    こういう日を定期的に持つだけで、夫婦関係はかなり変わると思うのです。

    デートどころか、しょっちゅう家事育児の分担をめぐってケンカしてる、という夫婦なら、いっそ「ケンカするためのデート」をするのもひとつの手かもしれません。

    子どもの前では夫婦ゲンカをしないにこしたことはないし、外でなら人目もあるのでちゃんと話し合いになるかもしれないからです。

    これこそ夫婦ならではのデートですよね。

    本記事は、『ワンオペ育児モヤモヤ脱出ガイド「つかれない家族」になるための31のヒント』(講談社の実用BOOK)からの抜粋です。

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    ワンオペ育児モヤモヤ脱出ガイド

    『ワンオペ育児モヤモヤ脱出ガイド 「つかれない家族」になるための31のヒント』(講談社の実用BOOK)/ハラユキ(著)

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    【「ワンオペ育児」といっても、人によって状況はさまざま。あなたの家庭の状況は?】
    ・パートナーが忙しすぎて育児の時間を取れない・・・「やむなしワンオペ」
    ・未婚、離婚、死別などでパートナーがいない・・・「シングルワンオペ」
    ・パートナーがいて、時間もあるのに育児をしない・・・「いるのにワンオペ」
    ・交代制など、お互いに合意のうえ・・・「ポジティブワンオペ」

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    ★物理的ワンオペでつかれている
    ・・・山ほどある家事、悩み尽きない育児、地味にたいへんな雑務など、「やることが多すぎて」イライラ・モヤモヤ
    ★心のワンオペにモヤモヤ
    ・・・パートナーが家事育児をする気がない、または指示待ちでリサーチや判断はお任せなど、「当事者意識がない」
    ★社会がワンオペを求めることにモヤモヤ
    ・・・家事育児の毎日に、努力だけではどうにもならない壁が立ちはだかったとき、「母親ががんばるしかない」の?
    ★ワンオペ体質から抜けられずにモヤモヤ
    ・・・「もっとがんばらなきゃ」と自分を責めて苦しんだり、パートナーに「もっとがんばってほしい」とイライラしたりする

    この本で、あなたに必要なヒントを見つけてください!



    <著者/ハラユキ>

    ハラユキ(はらゆき)
    コミックエッセイスト、イラストレーター。雑誌、書籍、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイも出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『王子と赤ちゃん』(講談社/カワハラユキコ名義)、『オラ! スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、『ほしいのは「つかれない家族」』(講談社)、『誰でもみんなうつになる』(KADOKAWA)などがある。オンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰。
    ハラユキ公式サイトhttps://suikyo.amebaownd.com/
    バル・ハラユキ https://note.com/harayukinote/membership/join



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