• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、おなかの中から温まる「きのこスープ」のお話です。

    きのこのスープで体をポカポカ温めて

    暑く長い夏もようやく終わりを迎え、季節は「涼しいから寒い」にあっという間に移り変わっていきます。

    夏の疲れや朝晩の冷え込みで体調を崩される方も多いこの時季にこそ、ぜひおすすめしたいスープがあります。たっぷりのきのことれんこんとしょうがのスープです。

    画像: きのこのスープで体をポカポカ温めて

    きのこのうま味を最大限に引き出すために、ぜひお好みのものを2、3種類使ってください。しめじのほかにもエリンギやまいたけ、しいたけはスーパーで手に入ると思います。

    中でもえのきだけは必ずお使いください。えのきだけの繊細さが全体をうまくまとめてくれます。

    れんこんの甘味ととろみでやさしい味わい

    れんこんとしょうがは皮付きですりおろしてください。れんこんは大根やかぶでも代用できますが、れんこんならではの甘さととろみがよく合います。

    また、れんこんには、のどなどの粘膜を保護する働きが、しょうがは体の中を温める効果が期待できるのもうれしいポイントです。

    アレンジとしては最後に溶き卵を加えたり、ラー油など辛さを足してもおいしくいただけます。

    おなかの中から温まるスープで、ぜひ季節の変り目を無理なくお過ごしください。

    「きのこスープ」のつくり方

    画像: 「きのこスープ」のつくり方

    材料(6個分)

    ● しめじ1/2株
    ● えのきだけ50g
    ● れんこん1節 (約100g)
    ● しょうが1片
    ● ごま油大さじ1
    ● 塩こしょう少々
    ● 水400mL
    ● 白だし30mL
    ● しょうゆ小さじ1
    ● 小ねぎ1本
    画像: 材料(6個分)

    つくり方

     しめじとえのきは石づきを切り落とし食べやすいようにほぐし、えのきは長さを3等分に切る。

     鍋にごま油を入れて中火で熱し、しめじとえのきに塩こしょうを振りしんなりするまで2、3分炒める。

    画像1: つくり方

     水、白だし、しょうゆを加えて沸騰したら、すりおろしたれんこんとしょうがを加えてひと混ぜする。

    画像2: つくり方
    画像1: 「たっぷりきのことしょうがのスープ」のつくり方。おなかの中から温まる“秋のスープ”おろしれんこんのとろみがおいしい|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」
    画像2: 「たっぷりきのことしょうがのスープ」のつくり方。おなかの中から温まる“秋のスープ”おろしれんこんのとろみがおいしい|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」

     器に注ぎ、小口切りした小ねぎをちらす。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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