(『天然生活』2024年11月号掲載)
教えてくれた人:中村暁野さん

「人のつながりや思いから生まれるサービスの利用は、自分にとって何が大切なのか考えさせてくれます」
[家具]
使わなくなったものを次の人へ循環させる
![画像: [家具] 使わなくなったものを次の人へ循環させる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2025/09/29/e26602890f7151337460f9a9cb584654d99c1ed9.jpg)
文筆家の中村暁野さんが2017年から暮らす神奈川県藤野地区には、「萬(よろづ)」というお金の代替ではない地域通貨があるそう。
「毎月なんらかの形で使っていて、オーブンや椅子をあげたりチャイルドシートをもらったり。もののやりとりだけではなく、人とのつながりが生まれるのが素敵なところ。コミュニケーションツールとして欠かせません」
●藤野地域通貨よろづ屋 https://fujinoyorozuya.jimdofree.com/
[食品]
フェアトレードのバナナを箱買い
フィリピンで化学合成農薬などに頼らずつくられた、フェアトレードの規格外バランゴンバナナを何人かで分け合い購入(1箱10kgで2,200円※取材時)。
「応援したい食品を食べながら、食品ロス問題にコミットすることができます。一般的なバナナはプラスチック包装ですが、箱買いだと脱プラできるのもいいですね」
●ぽこぽこバナナプロジェクト/NPO法人APLA https://poco2banana.info/
[食品]
食品ロスになる規格外の野菜を定期便で
![画像: [食品] 食品ロスになる規格外の野菜を定期便で](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2025/09/29/af98ee5465df51a17866919e081261afadd15812.jpg)
傷や不ぞろいが理由で、規格外とされ捨てられてしまう野菜を、月に1回定期購入(1カ月2,052円〜)。
「とてもきれいなのに廃棄されてしまう野菜たちを前に、日本の食の問題を考えさせられます。1箱にいろいろな野菜が入ってお得な価格で届き、ありがたいですし、知らなかった野菜を食べるきっかけにもなっています」
●ロスヘル/エクネ
〈イラスト/はまだなぎさ 取材・文/長谷川未緒〉
中村暁野(なかむら・あきの)
文筆家。家族をテーマに執筆。暮らしを変えるきっかけを生むための小商店「家族と一年商店」も営む。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです