遠いフィンランドとつながる
フィンランドの「シナモンロール」のつくり方
カルダモンとシナモンが効いたフィンランドのシナモンロールは、スパイス感も、少しモサモサした感じもコーヒーにぴったり。


材料(8~9個分)
〈生地〉 | |
● バター | 30g |
● 牛乳 | 180mL |
● 強力粉 | 250g |
● 薄力粉 | 50g |
● 塩 | 小さじ1 |
● 溶き卵 | 1/2個分 |
A | |
・砂糖 | 35g |
・カルダモンパウダー | 小さじ1 |
・ドライイースト | 5g |
● 薄力粉(打ち粉) | 適量 |
B(フィリング) | |
・バター(常温に戻す) | 15g |
・砂糖 | 15g |
・シナモン | 小さじ1/2 |
〈飾り付け、ツヤ出し〉 | |
・ワッフルシュガー | 適量 |
・卵黄 | 1/2個分 |
〈ワッフルシュガーについて〉
日本で入手しにくい「ワッフルシュガー」は、角砂糖を砕いたりアーモンドダイスを振りかけてみたり……身近な材料で代用してみても、意外と何とかなるものだ。

つくり方
1 フライパンにバターを入れて焦がさないよう火にかけ、溶けたら牛乳を加える。人肌くらいに温めたらボウルに移す。

2 1にAを加えて混ぜ、強力粉と薄力粉と塩、溶き卵をダマにならないように少しずつ加える。カルダモンの香りにワクワク。

3 よく練り混ぜてひとつにまとめ、ラップをして30分寝かせて発酵させる。

4 30分経過したら、まな板に打ち粉をし、生地を長方形に伸ばす。

5 表面に混ぜ合わせたBを均一に塗る。

6 生地をくるくる巻き、巻き終わりの端をつまんで閉じて棒状にする。

7 生地を台形になるように切っていく。

8 台形の上部を親指でグッと左右に押し付ける!

9 ツヤ出しの卵黄を塗って、ワッフルシュガーを振る。

10 200度に予熱したオーブンで10〜15分焼けば、出来上がり!

〈写真/週末北欧部 chika〉
※本記事は『Tasty!日刊ごちそう通信 食べることを愛してやまない私が出会った世界のレシピとおいしいものたち365』(世界文化社)からの抜粋です。
◆食べることを愛してやまない私の日々を満たす「世界のおいしいもの」たち◆
北欧とおいしいものが大好きで、旅先で出合ったレシピを自宅の台所でも楽しんでいる週末北欧部 chikaさん。
人や国の数だけある「食べることの愛し方」を知るたびに、自分のなかにも愛し方の引き出しが増えていくのを感じると話します。
本書は、食べることを愛してやまない週末北欧部 chikaさんが365日を通して出合った、世界のレシピとおいしいものたちを紹介。
実はずっと近くにある、私たちの暮らしの中の“光を当てる価値のあるもの”に気づかせてくれる1冊です。
【Contents】
● Spring はじまりの音がする季節
3月/4月/5月
● Summer お日さまと遊ぶ季節
6月/7月/8月
● Autumn ゆっくり深呼吸の季節
9月/10月/11月
● Winter ぬくもりを探す季節
12月/1月/2月
週末北欧部 chika(しゅうまつほくおうぶ・ちか)
北欧好きをこじらせてしまった元会社員。大阪府出身。おいしい情報を入手すると、食べてみるまで止まらない。突然シナモンロールを焼きたい衝動にかられる夜がある。フィンランドが好きすぎて13年以上通いつづけ、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。会社員生活のかたわら寿司職人の修業を行い、2022年4月より寿司職人として移住の夢をかなえたが、職場の倒産により個人事業主に転身。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント『週末北欧部』にて発信中。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。『北欧こじらせ日記』シリーズ(世界文化社)、『マイフィンランドルーティン100』(ワニブックス)、『かもめニッキ』『世界ともだち部』(講談社)など。
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ブログ:https://hokuobu.com/