ビーフンのこと

ビーフンは、米からつくった乾燥麺で、主に中国南部や台湾、ベトナムやシンガポールなど東南アジアで広く食べられています。米粉に水を加えて練り、細長くして蒸した後に乾燥させます。保存性が高く、戻して炒め物やスープに利用します。
小麦粉の麺に比べて、あっさりとした味わいが特徴です。野菜や肉、海鮮と相性がよく、幅広く親しまれています。消化もよいため胃にやさしい食品としても知られています。
新竹ビーフンは台湾の新竹という地域のビーフン。新竹は米粉の産地で、台湾産ビーフンの代名詞となっています。
牛ひき肉の焼きビーフンのつくり方

ビーフンは戻した後にごま油をあえておくとくっつきにくい。チキンスープの量は加減して。
材料(1人前)

| ● ビーフン | 75g |
| ● 熱湯 | 適量 |
| ● ごま油(ビーフン戻し用) | 大さじ1 |
| ● にんにく(みじん切り) | 小さじ1 |
| ● ごま油(焼きビーフン用) | 大さじ1 |
| ● 牛ひき肉 | 100g |
| ● ねぎ(みじん切り) | 大さじ2 |
| ● チキンスープ | 1/2カップ |
| ● 塩 | 小さじ1/2 |
| ● しょうゆ | 小さじ1 |
| ● 白こしょう | 少々 |
| ● にら | 10本 |
ビーフンの戻し方
ボウルにビーフンを入れ、熱湯をかけて箸でほぐす。2〜3分戻したら、ごま油を加えてあえる。ビーフンが長いようなら、ハサミで適当な長さに切る。



つくり方
1 にらは根元を落とし1cmくらいの長さに切る。

2 中華鍋にごま油、にんにくを入れて、火をかける。ねぎを加え、少し混ぜたら牛ひき肉を加える。


3 肉の色が変わったらチキンスープを加え、さっと混ぜ合わせる。戻したビーフンの半量を加え、塩と白こしょうをふり、よく炒める。残りのビーフンを加えて炒め、汁気がなくなったら鍋肌からしょうゆを加え、にらを入れて、さっと炒めたら火を止め、器に盛る。




〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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