自分の可能性を狭めない方法
私は毎年お正月休みに、その年の目標を立てます。
ここ最近では50歳の年は「健康」
まずはアレルギー体質を改善しようと、漢方外来に行きました。その際、病院で糖化度を調べる検査があり、な、なんと! 76歳と出ました。
そこで食生活を見直し、糖質制限をしたところ、ただやつれただけになってしまったのです。
そのため、体力・筋力をつけようと、パーソナルトレーニングで筋トレをして、肉体改造をしました。
去年の目標は「何か新しいことをする」
そこで、インスタグラムを始めました。
2025年の今年の目標は「チャレンジ」です。
いつかわからないくらい以前のことですが、テレビで著名人の方が「自分がやりたいことと、人から見てできそうに見えることには相違が多く、案外、人からできそうに見えることをやってみると、うまくいったりする。だから、できないと思わずにやってみるのがよい」と言っていました。

私はそれが何年経ってもすごく耳に残っていて、いつかそんなチャンスが来たらひるまずやってみたい! と思っていました。
ふとこのことを思い出し、今年はこのチャンスが訪れるんじゃないかと思い、「チャレンジ」という目標を立てました。
すると、この本の執筆に始まり、次々に新しいチャンスが舞い込んできました。
中には苦手なことも含まれていて迷いますが、この壁は突破していかないといけないのではないかという自分の直感を信じて、いくつか次の一歩を踏み出しています。
興味はあるけれど憂鬱、やってみたいけれど不安。その気持ちに向き合ってみると、失敗したら恥ずかしい・できない自分に落ち込むんじゃないか? というものです。
客観的に見ると、どれもたいしたリスクではないのです。
できそうに見えているから、声がかかる。
できそうに見えることは、案外できたりする。
「失敗しても大丈夫!」と自分に言い聞かせて、新しい可能性を見つけるために行動していく年にします。
本記事は、『53歳からのシンプルモダンな暮らし』(Taji 著/CEメディアハウス)からの抜粋です。
* * *
50代、ひとり暮らし。
これまでずっと「誰かのため」「何かのため」に頑張ってきた。
これからは「自分の思い通りに過ごす家」で生きていきたい。
自分を優先できる環境を着々と整えている、Tajiさんの住まいのつくりかた、暮らし方。
【本文より】
まず、「どういう家を建てて、どう過ごしていきたいか?」を考えました。52歳から始める家づくり、人生最後のマイホームでもあるので絶対にはずせないワードが「老後の家」。いまは仕事ばかりしてほとんど家にいない生活ですが、今後は家にいる時間が増えていくはず。快適に過ごせて居心地のよい家にしたい。
繰り返しになりますが、建築予定の土地は、母屋で陰になるため日当たりが悪く、とても寒いのです。なので、サブテーマとして「寒くない家」というのもありました。
そして、「その家でどう過ごしたいか?」というと......。ずっとずっと憧れていたのは「おしゃれな暮らし」でした。
母屋はものが多く、生活感のあるものが収納しきれずに、あふれています。何かでもらった景品がそのまま飾られていて、テイストの合わないものが食器棚の上でひしめき合っています。壁にはいつから貼ってあるのかわからないものが黄色く色あせた状態になっていたり、カレンダーがふたつ貼ってあったり。ときどき気になって処分しますが、数か月経つと、また増えています。
私の考える「おしゃれな暮らし」はものが散らばっていても、なんとなく統一感があり、絵になるイメージ。基本はシンプルで色を揃えた空間。その空間にいるだけで気分が上がる。そんな暮らしです。いままであきらめていた暮らし方が、家を建てることで手に入るかもしれない。夢に近づいていると思うと、ワクワクが止まりませんでした。
<著者/Taji>
Taji(たじ)
美容師、ヘアサロンオーナー、ジュエリーデザイナー。22年から始めた家づくりが24年9月に完成。インスタグラムで、シンプルモダンな暮らしを発信中。その素敵な暮らしに、多くの共感を呼んでいる。Instagram @2nd613
				
				





							
							
							
							