「東京国際ミネラル秋のフェア IMAGE2025」に行ってきました!

広大な「東京国際ミネラル秋のフェア IMAGE2025」のバイヤーズデイ開場前の様子。一般公開日は来場者であふれていました
菅沼 「美しき鉱物の世界」、今回はなんと! 編集部を飛び出して「東京国際ミネラル秋のフェア IMAGE2025」に行ってきました!
川添 2025年10月3~6日の4日間に開催された、国内屈指の鉱物ショーですね。私が黄色のフローライトを買ったイベントの秋版ですね。
菅沼 一同にいろいろな石を見ることができて感動でしたね!
川添 やっぱり、ミネラルフェアは何回行っても楽しいですねー。今回我々は許可をいただきまして、開催日前日のバイヤーズデイにお邪魔させていただきました!
菅沼 準備中のお店もありましたが、たくさんの出展者の方とお話できて楽しかったです!

海外からも多数の出展者さんが!

お話してくださったみなさま、ありがとうございました!
川添 実は私、一般公開日にも行ったのですが、通路も進むのが大変なくらい大盛況でした。準備中だったお店が開いていたり、お客さんと出展者が楽しそうにお話していたりと、一般公開日の方が圧倒的に楽しい雰囲気でしたが、あの中で取材するのは難しかったでしょうね。
菅沼 そうだったのですね。バイヤーズデイでは、出展者の方が他のお店で石を買っていたのも興味深かったですね。
川添 やっぱり皆さん鉱物が好きなんだな~っていうのが、ビンビンに伝わってきましたね。今回、いろいろな出展者の方と知り合えたので、これまでの連載で「かもしれない」みたいなモヤモヤしていた部分の答え合わせを近くしたいと思います。どうぞお楽しみに!
菅沼 では、写真とともに「東京国際ミネラル秋のフェア」を振り返ってみましょう!
印象的だったオレンジ水晶とパエジナストーン
川添 菅沼さんが一番印象に残った鉱物はどれでしたか?
菅沼 オレンジ色の水晶ですね。初めて見ました。
川添 私もいままで、オレンジ色の水晶を見た記憶がないんですよね。まぁ、私の場合、色にはあまり興味がないようなので、本当は見ていても記憶に残ってないだけという可能性も高いのですが……。

今回のイベントではこのオレンジクォーツをよく見かけました
菅沼 笑。オレンジ色の正体は「鉄」とのことでしたね。
川添 今回いろいろなお店で教えていただいた気がしますが、鉄が関係すると大体、オレンジや赤系の色になっていましたね。
菅沼 川添さんが印象に残った鉱物は何でしたか?
川添 私はあれです。え~、フィレンツェのメディチ家の邸宅の装飾にも使われていたという、イタリア産の景色っぽくも見えるきれいな石……、名前が、え~と、なんだっけ?
菅沼 「パエジナストーン」ですかね。
川添 そうそう、それです! 前から気になっていたのですが、名前を憶えていなくて。今回、この石を見ながら菅沼さんと話をしていたら、買い物に来ていた出展者の方に教えていただいて、とてもありがたかったです!

大理石のようなマーブル模様が素敵なバエジナストーン。その模様が景色のようにも見えて「廃墟大理石」とも呼ばれています
菅沼 ほかにもいろいろと教えていただいて、勉強になりましたね。皆さん、すごく楽しそうに教えてくださって、こちらもうれしかったですね。
川添 ですね。パエジナストーンは、最近採れなくなってきているそうなので、いつか、手に入れたいものです。ずっと見ていられる気がするので、この石の博物館とかあれば行きたいぐらいです!
<撮影/川添大輔 参考文献/『楽しい鉱物学』『楽しい鉱物図鑑』(ともに、堀 秀道・著、草思社・刊)、『岩石・鉱物・化石 DVDつき(小学館の図鑑NEO 18)』(荻谷 宏、門馬綱一、大路樹生・監修、小学館・刊)>




