• 寒さゆえの不調が出やすいこの季節。気を整え、元気に過ごすための知恵を薬膳料理研究家の小鮒ちふみさんに伺いました。今回は、乾燥しやすい季節にうれしい福島の郷土料理「いかにんじん」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2024年12月号掲載)

    「いかにんじん」のつくり方

    画像: 「いかにんじん」のつくり方

    薬膳料理研究家・小鮒ちふみさんの故郷・福島の郷土料理。

    お正月など、年末年始に人がたくさん集まるときによくつくるのだとか。

    冬にんじんの甘味と、するめのうま味が後を引き、ごはんのお供やお酒のおつまみにも。

    目の疲れ・乾燥、肌や粘膜の弱り・乾燥などのケアに。

    材料(500mLのガラス保存びん1本分)

    ● するめ(小さめ)1枚
    ● にんじん(大きめ)1本
    〈漬け液〉
    ・しょうゆ100mL
    ・酒100mL

    〈漬け液について〉

    *しょうゆと酒を1:1の割合

    *漬け液はひたひたにつかる量が目安、上記は標準量なので不足する場合は追加

    つくり方

     するめを軽く火で炙り、香りがたってきたら、キッチンバサミで1mm幅に切る。

    画像: 1mmとかなり細めにカットするので、するめは小ぶりなもののほうが、やわらかくてハサミで切りやすい

    1mmとかなり細めにカットするので、するめは小ぶりなもののほうが、やわらかくてハサミで切りやすい

     漬け液を鍋に入れ、一煮立ちさせておく。

     にんじんもするめと同じ1mm幅のせん切りにする。

     保存びんにからを入れ、冷蔵庫で一晩ねかせて完成。

    画像: つくり方

    ※冷蔵庫で約1週間保存可。



    <撮影/千葉亜津子 取材・文/嶌 陽子>

    小鮒ちふみ(こぶな・ちふみ)
    台所養生共室主宰。国際中医薬膳師・医学気功整体師。20代で進行性の胃がんを経て、心のあり方や食生活が体に及ぼす影響に気づき、養生法を学び実践。東日本大震災を機に農業の道へ。小鮒農園の台所担当として農食一体を軸に、自治体向け産前産後養生事業やメディアへのレシピ提供、風土と私たちの命になじむ養生法を伝えている。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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