離れて暮らす家族や気心知れた友人などを招く、肩肘張らない、いつものおもてなしについて料理家の野口真紀さんに教えていただきました。
(『天然生活』2019年10月号掲載)
(『天然生活』2019年10月号掲載)
段取り上手な野口さんに教わる
おもてなしのポイント
実もののグリーンをさりげなく活けて

食卓には必ず季節の花やグリーンなどの植物を飾る。
この日は、料理の邪魔にならない実ものを小さなカフェオレボウルに合わせて。動きのある枝とかわいらしい丸い実がテーブルにリズムをつけてくれる。
大きめのディナー皿を取り皿として

フランスのテーブルウェアブランド「ジアン」の大皿を銘々皿に。極楽鳥をモチーフにした19世紀に製作されたシリーズの復刻版。
「大きなディナープレートはおもてなしの席ではテーブル映えします」
レストランの個室のような雰囲気に

ごく最近、実験的にダイニングとリビングの位置を入れ替えたという野口さん。
照明の効果もあり、レストランの客席のような落ち着いた空間になった。「壁の色や素材を替えるのもいいかも」と思案中。
〈撮影/宮濱祐美子 取材・文/結城 歩〉

野口真紀(のぐち・まき)
料理家。雑誌や書籍で家庭料理を提案。つくりやすくておいしいレシピに加え、その暮らしぶりにもファンが多い。1年ほど前から料理教室も開催。最新刊は『野口真紀のわたしの好きなトマト料理』(誠文堂新光社)。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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