本をこよなく愛する本屋店主5名の、心に響いた一冊をご紹介。店主のまっすぐな言葉で本の魅力をお届けします。紹介してくれるのは「ゆっくりを愉しむ」がコンセプトのスロウな本屋店主・小倉みゆきさん。小倉さんの心に響いた“この一冊”、今回は『みどりの王国』です。
小倉さんが選ぶ“この一冊”
『みどりの王国』
背中をそっと後押ししてくれる本を選んでくれた小倉さん。今回おすすめしてくれたのは、戎 康友・鈴木るみこ共著『みどりの王国』です。

『みどりの王国』(戎 康友・鈴木るみこ共著 青幻舎)
“みどりのゆび”、それは庭を慈しむ人に贈られる最高の称号だ。
イギリス各地に“みどりのゆび”を持つ人と、その庭を訪ねる旅は、花や草木、大地に向き合い寄り添う人々の、謙虚でありながらどこか誇り高い生き方を伝える。
みずから愉しむばかりでなく他者へも開かれた個人の庭。
いかなる境遇の人も、ともに耕すコミュニティ・ガーデン。
人はなぜ庭に憧れ、庭を造るのだろう。咲き誇る花々が与えてくれるものは、はかりしれない。
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天然生活2025年12月号では、「本屋店主の心に響いた、この一冊」を紹介しています。スロウな本屋・小倉みゆきさんをはじめ、魅力的なお店を営む5名に、歩みを照らしてくれた本を教えていただきました。あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
〈文/小倉みゆき〉
小倉みゆき(おぐら・みゆき)
書店勤務を経て独立し、2015年に、岡山県岡山市に「スロウな本屋」を開店。絵本や暮らしにまつわる本、ZINEなどを取りそろえており、国内外から訪れる人が絶えない。毎月絵本を届ける「絵本便」をはじめ、読者会やイベントを積極的に開催。本との新しい出合いを提案しながら、対話を通して、本の魅力をていねいに伝えている。スロウな本屋






