• 植物研究家のかわしまようこさんに、身近な草を使った食養について教えていただきました。今回は、草がゆのつくり方。都会でも始められる「草の力」を手軽に取り入れる習慣、ぜひ試してみてください。
    (『天然生活』2021年2月号掲載)

    草の力をダイレクトに取り入れる「食養」

    食べることで草の力をダイレクトに取り入れる。それが「食養」です。使う分だけ摘み、体に摂りすぎないのがコツ。摘みたての新鮮な葉を使いましょう。

    今回はタネツケバナ、オオバコ、カキドオシ、ヨモギ、ユキノシタ、タンポポの葉を使用しました。

    「草がゆ」のつくり方

    料理家・中島デコさんがつくる「炒り玄米」を使った香ばしいおかゆ。

    画像: 「草がゆ」のつくり方

    材料(つくりやすい分量/4人分)

    ● 玄米1合
    ● 緑米の餅4個
    ● 草
    (タネツケバナ、オオバコ、カキドオシ、ヨモギ、ユキノシタ、タンポポの葉)
    適量
    ● 水適量
    ● 塩適量

    つくり方

     玄米を中火できつね色になるまでこげないように炒る。

     土鍋にを入れ、米がしっかりとつかるくらいたっぷりの水を入れて火にかける。

     沸騰したら火を止め、ひと晩(6〜8時間)おく。

     食べる前に再び火にかけ、好みのやわらかさになるよう様子を見ながら水を加え、温める(ひと晩おかずにつくる場合は、1時間半くらいコトコトと煮る)。

     沸騰したら餅を入れて、餅がやわらかくなったら、塩で味をととのえて火を止める。

     細かくきざんだ草を混ぜ入れ、完成。



    〈監修/かわしまようこ 撮影/山田耕司 取材・文/片田理恵 撮影協力/ブラウンズフィールド〉

    かわしまようこ
    植物研究家。草をとおして心と向き合うこと、健康的な暮らし方や生き方を感じる時間を大切にしている。著書に『ありのまま生きる』(リンカランブックス)、『草と暮らす』(誠文堂新光社)など。インスタグラム:@kawashimayoco

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.