かぶの魚醤煮のつくり方

魚醤を加えることで、かぶの甘みが引き立つ。
材料(つくりやすい量)

| ● かぶ(茎を5cm残しておく) | 5玉 |
| ● だし汁 | 2カップ |
| ● 酒 | 大さじ2 |
| ● みりん | 大さじ1/2 |
| ● 魚醤 | 大さじ1弱 |
| ● 片栗粉 | 大さじ1 |
つくり方
1 かぶは根元を少し切り、茎を5cm残したまま縦半分に切る。歯ブラシなどを使って茎のつけ根をきれいに洗う。

2 土鍋にだし汁を入れて中火にかけ、湧いたら酒、みりんを加える。再び沸いたらかぶを加え、ふたをして3分ほど煮る。


3 魚醤を材料の半量加え、かぶがやわらかくなるまで弱火で煮る。火を切り、かぶを取り出し、器に盛る。

4 鍋を再び火にかけ、ふつふつしてきたら一度火を止め、水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1+水大さじ1程度)を加えてよく混ぜる。再び火をつけてとろみが出たら、味をみて残りの魚醤を加えて火を止め、3の器にかける。


Point
●かぶの皮は繊維にそってなめらかに剥く。
かぶのこと

かぶは、みずみずしい白さとやわらかな甘みが魅力の冬野菜です。肉質がきめ細かく、浅漬けにすればコリッとした食感が楽しめます。また、火の通りが早く、加熱するととろりとした食感に。調理法によって変わるのもかぶの魅力です。
白い根の部分は消化にやさしく、胃腸をいたわりたい日のメニューにぴったり。また、葉は根より多くのビタミンCやβ-カロテン、鉄分が含まれ、きざんで汁物や炒め物に加えるだけで風味も栄養もぐっと豊かになります。
日々の食卓にやさしい滋味を添えてくれる野菜です。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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