• 大人世代が抱える「こころとからだ」のお悩みや疑問について、頭痛・漢方専門「らいむらクリニック」の來村昌紀先生が、やさしく回答。今回は、漢方薬の正しい飲み方やつきあい方を知りたいという、つぐみさんのお悩みにアドバイスをお送りします。

    :漢方薬の正しい飲み方がよくわかりません。上手なつきあい方を教えて!

    画像1: 「漢方薬」の正しい飲み方&上手なつきあい方。効果実感までどのくらいかかる?やめどきのポイント、飲み忘れたときの対処法など|こころとからだのお悩み相談室/らいむらクリニック・來村昌紀先生

    漢方薬を使いこなすのは難しいイメージがあります

    婦人系の漢方薬を服用していますが、正しい飲み方や上手なつきあい方がよくわかりません。

    たまに飲み忘れてしまうことがあるのですが、次の服用までどのくらい間隔を空けておいたらよいかなどの目安はありますか?

    また、飲み始めてから効果が出るまでの期間や、やめどきの判断についても教えてください。

    (つぐみさん 40代/会社員)

    :漢方薬の特性に合わせて、無理なく続けましょう。飲み方のコツも教えます

    画像2: 「漢方薬」の正しい飲み方&上手なつきあい方。効果実感までどのくらいかかる?やめどきのポイント、飲み忘れたときの対処法など|こころとからだのお悩み相談室/らいむらクリニック・來村昌紀先生

    漢方薬の「温める」「冷ます」という性質を理解するといいですよ

    漢方薬の「温める」「冷ます」の性質を知ろう

    今回はつぐみさんからの「漢方の正しい飲み方や上手なつきあい方」に関するお悩みに回答します。

    漢方薬には、大きく分けて「体を温めるもの」「体を冷ますもの」があります。

    体を温めるタイプは生姜や附子(ぶし)、山椒などを含む成分が主で、温めたお湯に溶かして飲むと効果を実感しやすくなります。この場合は生野菜や果物、甘いデザートなどの体を冷やす食品を控えると、漢方の働きがより引き立ちます。

    つぐみさんが服用されている婦人科の漢方薬では、温めるお薬が多いと思うので、お湯で飲むのがおすすめです。

    反対に体を冷ますタイプは、黄連(おうれん)、黄芩(おうごん)、黄柏(おうばく)、石膏(せっこう)などを含み、お湯でも水でも服用に問題はありません。とくに吐き気が強いときはあらかじめ冷やしておくと飲みやすく感じるでしょう。

    飲み忘れたときの対処法

    飲み忘れた場合には、漢方薬の飲み方はそれほど厳密ではなくても大丈夫です。もし服用を忘れても、次のお薬を飲むまでの間隔をあまり気にせず、思い出したタイミングで飲んでかまいません。

    どうしても時間がズレた分はスキップし、次の服用から通常どおりに戻していただければ問題ありませんので、あせらず続けましょう。

    効果実感までの期間は?

    漢方薬を飲み始めてから効果が出るまでの期間は、症状や処方内容によって個人差があります。

    風邪など一時的な症状であれば、飲んですぐに改善が見られる場合もありますが、一般的には2週間から1ヵ月程度続けて服用すると、体質改善を実感される方が多いようです。漢方だからといって長期間飲まなければ効かないというわけではなく、症状に応じて適切な期間で判断してください。

    やめどき判断は、自己調節でOK

    やめ時は、僕もよく患者さんにも聞かれるのですが、症状が改善すれば、自己調節でよいですよとお話ししています。

    たとえば1日3回の服用から2回へ、それでも調子がよければさらに1回へと段階的に減らし、問題なければやめてしまうというような感じでかまいません。

    また、今まで飲みやすかった味が急に苦く感じるようになったときは、体内バランスの変化のサインかもしれませんので、やめどきの目安にする場合もあります。

    今回の記事がつぐみさんをはじめ、漢方薬との付き合い方にお悩みの皆様のお役に立てれば幸いです。

    みなさんのお悩みを募集します!

    来村先生に相談したい健康や心のお悩みを大募集。頭痛や漢方、更年期、冷え、疲れ……など、気になることをお気軽にお寄せください。

    ▼下記アンケートフォームにて、相談したい内容をご入力ください。

    ※ご相談内容は編集部で割愛・要約させていただく場合がございます。
    ※ご質問が採用される場合、編集部から個別の連絡はいたしません。
    ※すべてのご質問にお答えできるわけではございません。予めご了承ください。


    〈イラスト/コグレチエコ〉

    画像: やめどき判断は、自己調節でOK

    來村昌紀(らいむら・まさき)

    頭痛専門の脳外科医として大学病院に勤務しながら漢方専門医の資格を取得。2014年、千葉県に、「らいむらクリニック」を開設。著書に『頭痛専門医・漢方専門医の脳外科医が書いた頭痛の本』『漢方専門医の脳外科医が書いた漢方の本・入門編』(ともにあかし出版)など。YouTubeチャンネル『らいむらクリニック チャンネル』でも、頭痛や漢方のお話を解説。
    YouTube:らいむらクリニック チャンネル
    インスタグラム:@raimura.clinic



    This article is a sponsored article by
    ''.