• 雑誌『天然生活』読者のみなさまの素敵な暮らしを紹介する「暮らしのおすそわけ」。今回は、布作家・不動美穂さんのお嬢さん、不動千夏さんのお宅へ。東京郊外にある築60年の団地で新生活を始めた千夏さん。「ずっと前から漠然と団地に住みたかった」という思いを叶えました。千夏さんはまだ20代。なぜ団地に惹かれたのか、どんな気づきや楽しさを見つけたのか、お話を聞きました。

    暮らしと心の景色を変えた「団地に住む」という選択

    看護師として働く千夏さん。以前は1Rの部屋に暮らし、お金は旅やものに使うことが多かったといいます。

    「日々忙しく、常に切迫感がありました。時間ができると家の外に出て、吸い込む空気を入れ替えたいと思っていました。そのころはよく、『幸せとは何か』といった本を読んでいたくらいです」

    画像: ソファに座って編み物をするのが最近の楽しみ

    ソファに座って編み物をするのが最近の楽しみ

    画像: いまは帽子を編んでいる

    いまは帽子を編んでいる

    画像: 気分が上がるアクセサリー

    気分が上がるアクセサリー

    「経験すること」「所有すること」に豊かさを見い出していた千夏さんですが、次第に「もっと暮らしそのものを大切にしたい」と感じるように。

    そして、お金をかける先を、月に一度の旅や大きな買い物から、毎日の暮らしへとシフトしていきました。そのなかで、最も大きな選択が、団地への引っ越しだったのです。

    画像: やりたいことがいっぱい。それもまたうれしい

    やりたいことがいっぱい。それもまたうれしい

    「団地は部屋が広く、家賃も抑えられるので、手芸や読書を楽しむ居間のほかに、寝室や、自分と向き合う部屋も持てました。その部屋では日記を書いたり、食べたものを記録したり、家計簿をつけたりしています。家に帰ることが楽しくなって、淡々と暮らしている時間が、一番自分らしいと感じるようになりました」

    画像: 本を読んだり、書き物をしたりする部屋

    本を読んだり、書き物をしたりする部屋

    画像: 書くことは自分と向き合うこと

    書くことは自分と向き合うこと

    画像: 書き出すと気持ちがすっきり

    書き出すと気持ちがすっきり

    「無理に外へ出たいと思わなくなったし、そういえば、自己啓発系の本も、いまはほとんど読んでいないです(笑)」

    そう話す千夏さんの姿はとても自然体で、自分の「好き」に真っ直ぐ正直。部屋に並ぶ「お気に入り」たちと、静かに呼吸を合わせながら日々の暮らしをていねいに積み重ねています。



    〈撮影/山田耕司 取材・文/飯作紫乃〉

    不動千夏(ふどう・ちか)
    日々の生活を大切にしながら、築60年の団地に暮らす。看護師として働くかたわら、父と、布作家としても活動する母・不動美穂さんとともに、2025年に「道具屋fudo」をオープン。古道具を中心に小道具、雑貨、作品を販売し、月に1〜2回のモーニングも担当している。
    インスタグラム@furaipan.mother(不動千夏)/@find__the__treasure(道具屋fudo)



    This article is a sponsored article by
    ''.