(『素朴で軽やかなイタリア菓子』より)
イタリアのマンマの、やさしくて素朴なドルチェ

素朴でシンプルなイタリアのお菓子。香りや素材の風味を生かすことを大切に、余計な材料やデコレーションはしません。
料理研究家のカリニ彩さんが提案するのは、イタリアのマンマがつくるようなワンボウルでおおらかにつくる「イタリア菓子」。
イタリアの家庭では、形がくずれていても、不ぞろいでも気にしません。大切なのは、楽しくつくって、みんなでおいしく食べること。
本記事では、カリニさんの素朴で軽やかなイタリア菓子のレシピの中から、「ベリーソースのパンナコッタ」をご紹介します。
ピエモンテ州を代表するスイーツ、パンナコッタは「加熱した生クリーム」の意味。本来は全量生クリームでつくりますが、牛乳を加えて軽い仕上がりに。甘酸っぱいベリーソースと相性抜群です。
「ベリーソースのパンナコッタ」のつくり方

材料(上径6.5×高さ6.5cmのプリン型3個分)
| ● A | |
| ・生クリーム(乳脂肪分42%) | 200mL |
| ・牛乳 | 100mL |
| ・バニラオイル | 少々 |
| ・グラニュー糖 | 30g |
| ● 粉ゼラチン | 5g |
| ● 水 | 大さじ1 |
〈ベリーソース〉
| ● 冷凍ミックスベリー | 120g |
| ● きび砂糖 | 40g |
| ● レモン汁 | 大さじ1/2 |
下準備
・〈ベリーソース〉をつくる。鍋に冷凍ミックスベリーときび砂糖を入れて中火にかけ、沸騰したらゴムべらでつぶしながらとろみがつくまで煮詰める。火から下ろしてレモン汁を加え、ブレンダーでなめらかにする。
・ 分量の水に粉ゼラチンをふり入れてふやかす。

つくり方
1 小鍋にAを入れて中火にかけ、鍋の側面に小さな泡ができ始めたらゼラチンを加え、ゴムべらで混ぜながら溶かす。
2 型に注ぎ、冷蔵庫で2時間以上冷やす。
3 型に皿をのせ、ひっくり返して軽くふって取り出し、ベリーソースをかける。
本記事は『素朴で軽やかなイタリア菓子』(文化出版局)からの抜粋です
〈撮影/野口健志 スタイリング/池水陽子〉

カリニ 彩(かりに・あや)
料理研究家。小学生の2年間をミラノで過ごし、日本とは全く異なるイタリアの文化に魅了される。早稲田大学在学中、ポローニャ大学に1年交換留学。そこでイタリア人3人と同居する。イタリアの生活の中で出会ったパンやお菓子のおいしさに感動し、自宅で再現するのが日課に。大学卒業後、システム系の会社に就職してイギリスのリバプールに駐在。ブラジルのプロジェクトを担当し、イギリスとブラジルを行き来する生活を1年ほど続ける。2013年にイタリア人の夫と結婚し、渡英。長男を出産後、2016年に日本に帰国。現在は4児の子育てのかたわら、マンマが作るようなイタリア菓子やパンレシピをSNSで発信している。著書に「素朴でおおらかなイタリアパン」(文化出版局)がある。
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イタリアのお菓子は“素朴でシンプル”。それは、香りや素材の風味を生かすことをとても大切にしているから。マンマたちのお菓子作りは形や見かけにはこだわらず、とてもおおらかです。大切なのは楽しく作ってみんなでおいしく食べること。イタリアでの暮らしの中で出会った、各地の魅力的なドルチェをカリニさん流にアレンジし再現。






