寒さのなかでうま味を蓄えた冬野菜たち。丸ごと買って、いろいろな料理に展開すれば日々の食費も大助かりです。今回は、家庭料理家の本田明子さんに、白菜1/4カットをおいしく使い切る「白菜とえびのクリーム煮」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2025年3月号掲載)
(『天然生活』2025年3月号掲載)
調理法や切り方、味つけを変えて冬野菜をおいしく楽しむ
「夏のきゅうりやトマトは小さいけれど、冬野菜はサイズが大きいものが多い。『一度買うと、食べ切るのが大変』という方も。最初に『食べたい』と思った料理をつくったあとの残りは、とりあえず煮ていろんな料理に応用できるストックにしたり、日持ちのする漬物にするといいですよ」
大根やかぼちゃは長持ちするイメージが強いですが、実は切ったあとは傷みが早い野菜。切り口から水分やうま味も逃げてしまいます。
切りっぱなしで保存するよりは、下ゆでしたり、マッシュするほうがおいしさは長持ちします。

また最後まで飽きずに食べ切るには「生、煮る、焼くなど調理法を変え、切り方で食感を変化させ、そしていろいろな味つけに工夫を意識するといいですね」と本田さん。
「冬野菜は火入れに時間がかかりますが、じっくり加熱して引き出された甘味やうま味は格別。まだまだ寒い時期が続きますが、冬野菜を煮炊きすることで、部屋も温まりますし(笑)、季節ならではの家仕事として、使い切り料理を楽しんでいただければと思います」
〈料理/本田明子 撮影/山川修一 スタイリング/竹内万貴 取材・文/田中のり子〉
本田明子(ほんだ・あきこ)
家庭料理家。1982年小林カツ代さんの内弟子1号となり、レシピ制作責任者として多くの料理本の制作に携わる。2007年独立。『本田明子さんの乾物さえあれば、あれもこれもできる。』(マガジンハウス)が発売中。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



