• 気候が不安定なうえ、環境の変化も大きい春は体調をくずしがち。できるだけストレスを減らし、気をめぐらせる暮らしの養生で、自律神経を良好に保ちましょう。国際中医薬膳管理師漢方アドバイザー久保奈穂実さんに、睡眠の質を上げる夕食のとり方を教えてもらいました。
    (『天然生活』2025年4月号掲載)

    春は“肝”を意識してゆるゆる、伸び伸び

    東洋医学において、春は五臓のうちの「」をいたわりたい季節。肝は血を貯蔵し、気の流れや自律神経を調節して、感情や全身の機能がスムーズに働くように整える機能をもちます。

    国際中医薬膳管理師の久保奈穂実さんによれば、春の不調は、この肝の働きが弱ることが主な原因だそう。

    生活面では、肝の大敵であるストレスをためないことが重要。

    「まじめで完璧主義の人ほど、春は不調が出やすいです。心と体をゆるめ、伸び伸び、できる範囲の養生をこつこつ重ねていくことで、調子は上向いていきますよ」

    心と体を整える暮らしの養生
    よく眠るために夕食は軽めに

    画像: 心と体を整える暮らしの養生 よく眠るために夕食は軽めに

    体に余分な水分や老廃物がたまった「痰湿(たんしつ)」の状態は、眠りが浅くなる、悪夢を見るなど、睡眠の質を下げるそう。

    味が濃く、脂っこい食事をしたあとは、痰湿になりやすく、良質な睡眠をとるためにも、夕飯は軽めが理想です。

    「舌に白や黄色の苔がべったりついている人は痰湿タイプ。痰湿を改善するには、食生活を見直す必要が。濃い味や脂質の多いものはなるべく控え、朝と昼はしっかり、夜は軽めを続けてみてください。おすすめは、野菜たっぷりのスープ。胃腸を整えて気を補ういもや豆類、補血食材のにんじんを入れてもいいですね」

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    ▼心と体が整う「暮らしの養生」の記事はこちら



    〈監修/久保奈穂実 取材・文/熊坂麻美 イラスト/須山奈津希〉

    久保奈穂実(くぼ・なおみ)
    重なる不調を漢方薬で克服した経験から、国際中医薬膳管理師や漢方アドバイザーの資格を取得。「成城漢方たまり」で年間約2,000人の漢方相談を行う傍ら、日々の養生法や薬膳レシピをSNSで発信する。薬膳の基本をやさしく紹介する著書『おいしい漢方365』(世界文化社)が好評発売中。
    インスタグラム@naomin_yakuzen

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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