暮らしがベースの古物に惹かれて
建築家が建てたという古い木造住宅を自分たちの手でリノベーションした趣ある空間に、生活に溶け込むシンプルなフランスの古物がひしめく「BROCANTE(ブロカント)」。2004年のオープン以来20年以上にわたり、アンティーク好きを虜にしてきたお店です。

店名の「BROCANTE」は、美しいガラクタ・愛すべき想いの詰まった古道具を意味するフランス語

家に持ち帰ったときのイメージがわくディスプレイも見ごたえが
おもに扱うのはフランスのアンティークとヴィンテージで、選ぶ基準は“日常で気負いなく使える価格帯のもの”。年に一度渡仏して買い付けをしますが、そんなリーズナブルなものを探し出すために、フランス中をひたすら歩き回るのだとか。
「すごくクレイジーな回り方をしています(笑)」と笑うのは、店主の松田尚美さん。
「フランスでは、古いものというと高価で華美な装飾のあるものが多かったりするんです。でも、私が好きなのは庶民の人たちの感覚で、暮らしに根ざしたもの。普通の人の暮らしのなかで長く使われてきたもののなかから、心に響くものを選びとっています」

ファッションセンスにも定評があり、雑誌やWebメディアに登場することも多い店主の松田さん
店には、家具や食器、布もの、照明など、おもに実用的なものが並びます。そしてどれも、シンプル・シックなテイストのなかに美しさを秘めたもの。たとえば、飾り気のないシンプルなグラスでも、ポンと置くだけでまわりの景色を一変させる特別な空気をまといます。

店内のあちこちに素敵なコーナーが。什器に使われる家具もすべて売り物

アンティークガラスのキャンドルスタンドやボトルが美しく並ぶ
店の入り口近くに、目を引くコーナーが。クラシカルな椅子とスタイリッシュなガラスの飾り棚のとり合わせが、なんとも洗練された印象を与えます。

ベルベットの椅子はアンティーク。テーブル脇のガラス棚と絶妙にマッチ
「アンティークというと“全部アンティークでそろえないと”という意識が働く方もいらっしゃって。このガラス棚はヴィンテージですが、こういったモダンなものとアンティークを合わせても楽しいですし、かっこいい。
そんなおもしろさが“伝われ~”って、念を込めてコーナーづくりをしています(笑)」

ガラス棚の中にはアンティークのアヒルの置物が。「スタイリッシュな棚に遊び心が加わって、抜け感が出ます」
「古物にはやはり現行品とは違う空気感があって。愛着もわきますよ」と松田さん。いつもの暮らしに、ひとつ取り入れるだけで違いを実感できるのだとか。ぜひお試しください。
<撮影/林紘輝 取材・文/諸根文奈>
BROCANTE
電話:03-3725-5584(営業中のみ)
営業時間:13:00~18:00
定休日:火・水・木
住所:東京都目黒区自由が丘3-7-7
最寄り駅:東急東横線・大井町線「自由が丘駅」より徒歩5分
https://brocante-jp.biz/
@_brocante/




