• 数種類の柑橘にベリー、ハーブ、野菜、自生の植物。庭の贈りものが暮らしに膨らみを与えてくれます。料理家・中川たまさんは、大きな木製プランターで野菜を育て、コンポストでつくる堆肥を生かしながら日々の食卓へ。小ねぎや葉野菜、ベビーキャロットなどを少しずつ育て、旬の味わいを無理なく取り入れています。今回は、そんな“食べられる庭”での野菜づくりの楽しみを伺います。
    (『天然生活』2025年5月号掲載)

    小さな野菜を育てる楽しみ

    プランターで野菜づくりに挑戦。自生の植物もしっかり活用します。

    中川さんの庭には、夫が造作した木製のプランターが2カ所にあります。

    プランターといっても市販のものよりずっと大きい。

    画像: 以前使っていた木製のコンポスト「キエーロ」を、同じ原理で自作したのがこちら。黒土の中の無数のバクテリアが生ごみを分解してくれる

    以前使っていた木製のコンポスト「キエーロ」を、同じ原理で自作したのがこちら。黒土の中の無数のバクテリアが生ごみを分解してくれる

    そこにふかふかの土を入れ、季節の野菜を少しずつ植えていきます。サラダに使える葉野菜に、彩りを添える小ねぎやパセリ。

    ベビーキャロットやスティックセロリなど小ぶりなもの。

    画像: 一番出番が多い小ねぎ

    一番出番が多い小ねぎ

    画像: リーフレタス、ケール、水菜、春菊などはつけ合わせやお弁当にも重宝

    リーフレタス、ケール、水菜、春菊などはつけ合わせやお弁当にも重宝

    ミニトマトやスナップえんどう、そら豆など、好きな野菜をとにかく植えてみます。

    野菜の栄養源はコンポストでできる堆肥です。

    画像: 野菜は苗を植えたり、種から育てたり。種をまく際は紙製の卵パックを利用。「仕切りの具合やサイズ感、水はけがいいので、プラスチック製の種まきポットより使い勝手がいいですよ」

    野菜は苗を植えたり、種から育てたり。種をまく際は紙製の卵パックを利用。「仕切りの具合やサイズ感、水はけがいいので、プラスチック製の種まきポットより使い勝手がいいですよ」

    コンポストはデッドスペースに合うサイズでつくり、キッチンで出る生ごみはもちろん、

    米のとぎ汁や汁ものの残りなども入れているのだとか。

    「知識も経験もまだあまりなく、とくに初めて挑戦する野菜はうまくいかないこともありますが、どの野菜もいとおしくて。虫食いの葉も気にせず、丸ごといただくよう心がけています」

    画像: プランターでも簡単に育てられるベビーキャロット

    プランターでも簡単に育てられるベビーキャロット

    畑ではなく、庭で育つ野菜を少量ずつ。1畳ほどのプランターでも、季節ごとに野菜の苗を植え替えれば、旬の野菜をいつでも料理に取り入れることができます。

    画像: 自生のふき。つぼみは天ぷらやふきのとう味噌、茎は佃煮、やわらかい葉はしょうゆ漬けに。大きくなった葉は器にして

    自生のふき。つぼみは天ぷらやふきのとう味噌、茎は佃煮、やわらかい葉はしょうゆ漬けに。大きくなった葉は器にして



    <撮影/山川修一、取材・文/増本幸恵>

    中川たま(なかがわ・たま)
    神奈川県逗子市在住。季節の野菜やハーブ、フルーツを使ったシンプルな料理、センスのよいスタイリングが人気。月に数回、自宅のアトリエで料理教室を開催。著書に『たまさんと魚料理』『ジャムと料理とお菓子』(ともに文化出版局)、『せいろで日々ごはん』(家の光協会)など。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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