(『天然生活』2025年5月号掲載)
つけ込む楽しみ
オイルや調味料に香りをプラス。料理にぐっと奥行きが出ます。
庭のハーブやとうがらし、香りのよい葉を、市販のオイルや調味料につけておくだけ。
香りが移った調味料は、それだけでプラスワンのおいしさをもたらします。
庭にはもともと梅の木があり、たわわに実る初夏は梅シロップや梅味噌、梅ジャムといった「梅仕事」が恒例に。

梅の季節にたっぷりつくる梅シロップ。お隣さんに分けていただく小梅も一緒に、ふだん料理に使うきび砂糖でつけ込む
また、ハーブやスパイス、香りのよい葉などをオイルや調味料につけ込んで、その香りを料理に生かすのは中川さんが得意とするところ。
「いちじくは、実だけでなく葉にも甘い香りがあるので、ベーコンの燻製材代わりに使ったり、オリーブオイルにつけたりして楽しんでいます。葉を使えるのは、庭で育てている特権ですね」
素材を生かしたシンプルな料理の名脇役。中川さんの料理がおいしい理由はここにあります。
「いちじくオイル」のつくり方
一度にたっぷりではなく、小さめの容器に、使い切れる量でつくるのがおすすめ
ドレッシングに使ったりモッツァレラチーズにかけるだけでも。
材料(つくりやすい分量)
| ● オリーブオイル | 1カップ |
| ● いちじくの葉 | 大2枚 |
つくり方
いちじくの葉は適当な大きさにちぎり、容器に入れ、オリーブオイルを加える。
※オイルにいちじくの葉がつかっている状態で、通常のオイル同様に常温で保存可。
<撮影/山川修一、取材・文/増本幸恵>
中川たま(なかがわ・たま)
神奈川県逗子市在住。季節の野菜やハーブ、フルーツを使ったシンプルな料理、センスのよいスタイリングが人気。月に数回、自宅のアトリエで料理教室を開催。著書に『たまさんと魚料理』『ジャムと料理とお菓子』(ともに文化出版局)、『せいろで日々ごはん』(家の光協会)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです





