• みなさんは、スウェーデンの家庭料理「ショットブッラ」をご存知ですか? 英語ではスウェーデンミートボールとも呼ばれています。ふだんの食事はもちろん、誕生日やクリスマスなどにも食べられる、家庭の定番メニューです。北欧デザイン研究者の池上さんが、現地の友人、家具デザイナーのスタファン・ホルムから教わった、とっておきのレシピを紹介してくれました。

    家具デザイナーがもてなす、バーベキューレシピ

    ショットブッラとは?

    別名スウェーデン・ミートボールとも呼ばれます。直径4cmほどの小さな丸いミートボールです。起源は18世紀にトルコから伝わったともいわれていますが、いまでは形も味もスウェーデン独自の、国民に愛される料理となっています。

    突然ですが、みなさんはバーベキューがお好きですか?

    スウェーデンでは、春になり暖かくなると、その年初めてバーベキューをする日を祝う習慣があるほど、バーベキュー好きな人が多いそうです。

    そんなバーベキュー好きで、料理上手のスウェーデンの友人、スタファン・ホルムが、先日ショットブッラを振る舞ってくれました。

    画像: 特大BBQコンロで、ショットブッラを焼く友人・スタファン・ホルム

    特大BBQコンロで、ショットブッラを焼く友人・スタファン・ホルム

    甘酸っぱい酸味とソースのコクが食欲をそそる定番家庭料理

    バーベキューでつくるのは珍しいそうですが、青空の下でいただくショットブッラがとてもおいしかったんです。

    真っ赤なリンゴンベリージャムを合わせることや、生クリームをたっぷり使うのが特徴で、レシピを教えてくれた友人いわく、ショットブッラは「スウェーデンの宝物」。

    よろしければスウェーデン直伝の味をお試しください。

    現地の友人から教えてもらった
    「ショットブッラ」のつくり方

    画像: 現地の友人から教えてもらった 「ショットブッラ」のつくり方

    材料(約20個分)

    <ショットブッラ>
    ● 牛豚合いびき肉400g
    ● パン粉(細目)20g
    ● 生クリーム100mL
    ● フォン・ド・ヴォー※1大さじ1
    ● バター大さじ1
    ● 玉ねぎ1個
    ● 卵1個
    ● 塩小さじ1
    ● 黒こしょう適量
    ● ナツメグパウダーひとつまみ
    ● サラダ油適量
    ● バター大さじ2
    <クリームソース>
    ● 水適量
    ● 生クリーム100mL
    ● フォン・ド・ヴォー※1大さじ1
    ● しょうゆ大さじ1
    ● 塩・白こしょう各適量
    ● リンゴンベリージャム※2約250g

    ※1 フォン・ド・ヴォーはコンソメで代用可
    ※2 リンゴンベリージャムがおすすめですが、クランベリージャムでもOK。ブルーベリージャムにレモン汁で酸味加えたものでも可

    画像: 右はブルーベリージャムとレモン、左はリンゴベリージャム

    右はブルーベリージャムとレモン、左はリンゴベリージャム

    下準備

    ・ボウルにパン粉を入れ、生クリームを加えて5〜10分浸す。

    つくり方

     ミートボールをつくる。玉ねぎをみじん切りにする。大きめのフライパンにバターを熱し、中火で玉ねぎを加えて混ぜながら炒め、半透明になるまで約2〜3分加熱する。

     大きめのボウルにと、合いびき肉、浸したパン粉、フォン・ド・ヴォー、ナツメグパウダー、塩を入れ、卵を割り入れ、木べら、または手で粘り気がでるまでよく混ぜる。

     を約20等分し、直径約3〜4cmに丸める。手の上で転がすようにするとつくりやすい。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方

     フライパンに油を中火で熱し、バターを加える。泡が細かくなってきたらを入れ、全体に焼き色がつくまで焼く。

     キッチンペーパーを敷いた皿に取り出し、余分な油を切る。フライパンの油はそのまま捨てずに残しておく。

     クリームソースをつくる。のフライパンに油を少し残し、水少量(分量外)を加えてデグラッセ(こびりついたうま味をこそげ取る)する。

     生クリーム、しょうゆ、フォン・ド・ヴォーを加え、弱火で軽くとろみがつくまで煮る。とろみがついたら、塩、こしょうで味をととのえる。

     のミートボールを器に盛り、のクリームソースを上からかけたらリンゴンベリージャムを添えて完成。

    ※きゅうりのマリネとマッシュポテトを添えるのが定番の食べ方です

    最後に……

    画像: 好きな量をお皿に盛っていただくスタイル

    好きな量をお皿に盛っていただくスタイル

    今回、レシピを紹介してくれた友人スタファン・ホルムは、スウェーデンを代表するデザイナーです。

    たくさんの仕事を抱えていても、家に仕事を持ち込まないのが彼の信条。

    家時間をもっと純粋に楽しめるようになれば、スウェーデンのような豊で幸せな家時間が、私たちの住まいにも広がるのかも……なんて思ったショットブッラづくりでした。

    * * *

    〈文/池上貴之 レシピ/スタファン・ホルム〉

    より深くスウェーデンを知りたい人へ

    ◆「NHKオンライン講座 「美しさをすべての人に〜北欧に息づく美の喜び〜」

    2026年4月より開講。エレン・ケイとその終の住まい「ストランド荘」などを紹介します。

    公式サイト

    『美しさをすべての人に』(エレン・ケイ 著/池上貴之 訳/一般社団法人konst 刊)

    画像: 北欧スウェーデン・家具デザイナーの家時間「スウェーデン式ミートボール」はソースが決め手!国民に愛される定番家庭料理“ショットブッラ”のつくり方/北欧デザイン研究者・池上貴之さん

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    スタファン・ホルム
    本記事のレシピを提供。北欧最大のデザイン賞であるブルーノ・マトソン賞をはじめ、数々の賞を受賞している、スウェーデンを代表するデザイナー。
    https://www.staffanholm.com

    池上貴之(いけがみ・たかゆき)
    金沢大学准教授。北欧のデザインや美術教育を研究。エレン・ケイ著の『美しさをすべての人に』訳者。Instagramも更新中。ぜひのぞいてみてください。
    インスタグラム:@taka_ikegami



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