• 気ままに、おおらかに楽しめる素朴なおうちパン。シンプルだから好みのジャムや具材でアレンジしやすく、朝ごはんや軽食に重宝します。最近は焼き菓子にとどまらず、パンづくりにも夢中だというキャロットケーキ研究家小豆田マチ子さんに「いつもの丸パン」のつくり方を教わります。はじめてでもつくりやすい、基本の丸パンです。

    はじめてでもつくれる基本のパン
    いつもの丸パンのつくり方

    「粉ものの面白さは、手のなかでどんな形にもなっていくところ。ごはんになったり、おやつになったり、いかようにも変化するのが楽しいですよね」と小豆田さん。

    材料をきっちりと量り、目に見えない変化を積み重ねるお菓子づくりに対して、パンづくりはその日の気温や湿度、生地の状態などを見ながらおおらかに楽しめるのが魅力と話します。

    今回、小豆田さんが教えてくれるのは、基本の材料でつくるシンプルな「丸パン」。

    画像1: はじめてでもつくれる基本のパン いつもの丸パンのつくり方

    季節のジャムをぬったり、野菜を挟んでミニサンドにしたりと、日々の食卓に寄り添ってくれる“いつもの丸パン”です。

    「小麦のおいしさをストレートに感じられる基本のパンです。こね作業や発酵によって生地が変化していく面白さを、みなさんの手で感じてみてください。『おいしく焼けますように』と心を込めてこねるのもポイント。手づくりっていいなと思える、おいしいパンが焼けますよ」

    画像2: はじめてでもつくれる基本のパン いつもの丸パンのつくり方

    材料(5cm大×8個分)

    ● 強力粉250g
    ● きび砂糖10g
    ● 塩4g
    ● ドライイースト3g
    ● 水160g

    つくり方

    STEP1 こねる
     ボウルに強力粉、きび砂糖、塩を入れる。塩と離してドライイーストを入れる。

    point
    塩とドライイーストが直接触れるとイーストの力が弱まるので離して入れましょう。

     に水を入れて、菜箸でぐるぐる混ぜる。粉っぽいところが残っている状態でOK。

    画像1: つくり方

    point
    混ぜる道具はゴムべらでもよいですが、接触面の小さい菜箸のほうがべたつきにくくておすすめ。菜箸に生地がくっついたら、箸をこすり合わせて落としましょう。

    画像1: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

     手を使って生地をひとまとめにする。ボウルの側面や底についているぽろぽろとした粉を集めるように生地を押しつける。

    画像2: つくり方

     こね台の上にを取り出し、手前から奥に向かって、手のひらのつけ根で押しつけるようにこねる。8分ほどこねて生地がなめらかになったら、丸めてボウルに入れる。

    画像3: つくり方
    画像: こね続けるうちに……

    こね続けるうちに……

    画像: 表面がなめらかになる

    表面がなめらかになる

    point
    作業台にラップ(50×50cmほど)を敷き、軽く打ち粉をしてこねてもOKです。

    画像2: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    STEP2 一次発酵
     生地に触れないよう気をつけながら、清潔な濡れ布巾をボウルにかぶせ、さらに上からラップをする。室温20℃前後で60分おく。

    発酵前

    画像3: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    発酵後

    画像4: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    point
    生地がふっくらと張り、ボウルの底に小さな気泡があれば発酵が進んでいるサイン。

    画像5: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

     フィンガーチェックで生地の発酵状態を確認する。人差し指に粉をつけて生地に差し込む。

    画像4: つくり方

    point
    発酵状態を見極めるポイントはこちら。

    ● ベストな状態:指を差すと生地がふっくらしており、穴が少し縮むくらいでそのまま残る

    ● 発酵不足:指を差すと粘土のような硬さがあり、穴が元に戻ろうと小さくなる

    ● 発酵しすぎ:指を差すと生地の弾力や抵抗がなく、穴を中心に生地がしぼんだり、潰れたりしてしまう

    STEP3 ベンチタイム
     生地を取り出して重さを量り、均等に8等分する(たとえば、生地の重さが400gであればひとつ当たり50gを目安に分ける)。

    画像5: つくり方

     生地をつぶして空気を抜き、閉じ目が下になるように丸める。指先から手のひらのつけ根に向かって転がし、表面を張らせながら丸める。閉じ目を下にして台に並べる。

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    画像7: つくり方
    画像8: つくり方
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    point
    ベンチタイムの後に丸め直すので、生地の閉じ目はざっくりでも大丈夫です。

    画像6: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

     生地が乾燥しないよう、ボウルを逆さにかぶせて15分おく。ボウルに収まらなかったらガラスのコップなどをかぶせてもよい。

    画像10: つくり方

    STEP4 二次発酵
    10 と同様に生地をつぶして丸め直す。閉じ目を下にしてクッキングシートをひいた天板に並べる。乾燥しないようにボウルを逆さにかぶせて、室温20℃前後で40分おく。

    画像11: つくり方
    画像12: つくり方

    生地の表面に気泡が出てきたら、やさしくたたいてつぶす。

    画像7: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)
    画像8: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    STEP5 焼く
    11 二次発酵が終わるタイミングを見計らって、オーブンを210℃に予熱する。

    12 生地に茶こしで強力粉(分量外)をふり、包丁を手前に引いて切り目を入れる。

    画像13: つくり方

    13 210℃のオーブンで12~15分焼く。焼き上がったら天板の底をたたいたり、低めの位置から台に落としたりしてショックを与える。網などにのせて冷ます。

    point
    ショックを与えると蒸気が抜けて、生地の中央がべたつかずふっくら仕上がります。



    〈撮影/星 亘 取材・文/編集部〉

    小豆田マチ子(あずきだ・まちこ)

    画像14: つくり方

    キャロットケーキ研究家、会社員。ベイクショップで出合ったキャロットケーキに魅了されたことをきっかけに、キャロットケーキづくりを楽しみ、オリジナルレシピを提案。著書に『いとしのキャロットケーキ まぜて焼くだけ、アイデア無限レシピ』、近著に『米粉のキャロットケーキ 春夏秋冬、いつでも楽しいアイデアレシピ』(ともにKADOKAWA)がある。愛猫のラムちゃん、ココちゃんとの暮らしを満喫中。インスタグラム@hanabana39

    『米粉のキャロットケーキ 春夏秋冬、いつでも楽しいアイデアレシピ』(小豆田マチ子・著/KADOKAWA・刊)

    画像9: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

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    『いとしのキャロットケーキ まぜて焼くだけ、アイデア無限レシピ』(小豆田マチ子・著/KADOKAWA・刊)

    画像10: 毎日食べたい「いつもの丸パン」のつくり方。初心者にもおすすめ!ジャムやミニサンドもおいしい“小麦香る”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

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