• 気ままに、おおらかに楽しめる素朴なおうちパン。シンプルだから好みのジャムや具材でアレンジしやすく、朝ごはんや軽食に重宝します。最近は焼き菓子にとどまらず、パンづくりにも夢中だというキャロットケーキ研究家小豆田マチ子さんに「にんじんパン」のつくり方を教わります。はじめてでもつくりやすい、もっちりおいしい野菜パンです。

    はじめてでもつくれる野菜パン
    にんじんパンのつくり方

    「粉ものの面白さは、手のなかでどんな形にもなっていくところ。ごはんになったり、おやつになったり、いかようにも変化するのが楽しいですよね」と小豆田さん。

    材料をきっちりと量り、目に見えない変化を積み重ねるお菓子づくりに対して、パンづくりはその日の気温や湿度、生地の状態などを見ながらおおらかに楽しめるのが魅力と話します。

    今回、小豆田さんが教えてくれるのは、食卓が華やぐやさしいオレンジ色の「にんじんパン」。

    画像1: はじめてでもつくれる野菜パン にんじんパンのつくり方

    にんじんをたっぷり加えますが、風味はひかえめ。おかずに添えたり、生クリームを挟んでスイーツにしたりと、アレンジ自在です。

    「大好きなにんじんを使った、初心者さんにもおすすめの野菜パンです。少量のなたね油を入れて、もっちりしっとりした生地に。低めの温度で焼くことで、きれいなオレンジ色に仕上がります。『おいしく焼けますように』と心を込めながら、こね作業や成形を楽しんでみてくださいね」

    画像2: はじめてでもつくれる野菜パン にんじんパンのつくり方

    材料(5cm大×8個分)

    ● 強力粉250g
    ● にんじん50g
    ● きび砂糖10g
    ● 塩4g
    ● ドライイースト3g
    ● 水115g
    ● なたね油15g

    つくり方

    STEP1 こねる
     にんじんは大根おろし器ですりおろす。ボウルに強力粉、すりおろしたにんじん、きび砂糖、塩を入れる。塩と離してドライイーストを入れる。

    画像1: つくり方

    point
    塩とドライイーストが直接触れるとイーストの力が弱まるので離して入れましょう。

     に水、なたね油を入れて、菜箸でぐるぐる混ぜる。粉っぽいところが残っている状態でOK。

    画像2: つくり方

    point
    混ぜる道具はゴムべらでもよいですが、接触面の小さい菜箸のほうがべたつきにくくておすすめ。菜箸に生地がくっついたら、箸をこすり合わせて落としましょう。

    画像1: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

     手を使って生地をひとまとめにする。ボウルの側面や底についているぽろぽろとした粉を集めるように生地を押しつける。

    画像3: つくり方

     こね台の上にを取り出し、手前から奥に向かって、手のひらのつけ根で押しつけるようにこねる。8分ほどこねて生地がなめらかになったら、丸めてボウルに入れる。

    画像4: つくり方
    画像: こね続けるうちに……

    こね続けるうちに……

    画像: 表面がなめらかになる

    表面がなめらかになる

    point
    作業台にラップ(50×50cmほど)を敷き、軽く打ち粉をしてこねてもOKです。

    画像2: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    STEP2 一次発酵
     生地に触れないよう気をつけながら、清潔な濡れ布巾をボウルにかぶせ、さらに上からラップをする。室温20℃前後で60分おく。

    発酵前

    画像3: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    発酵後

    画像4: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    point
    生地がふっくらと張り、ボウルの底に小さな気泡があれば発酵が進んでいるサイン。

    画像5: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

     フィンガーチェックで生地の発酵状態を確認する。人差し指に粉をつけて生地に差し込む。

    画像5: つくり方

    point
    発酵状態を見極めるポイントはこちら。

    ● ベストな状態:指を差すと生地がふっくらしており、穴が少し縮むくらいでそのまま残る

    ● 発酵不足:指を差すと粘土のような硬さがあり、穴が元に戻ろうと小さくなる

    ● 発酵しすぎ:指を差すと生地の弾力や抵抗がなく、穴を中心に生地がしぼんだり、潰れたりしてしまう

    STEP3 ベンチタイム
     生地を取り出して重さを量り、均等に8等分する(たとえば、生地の重さが400gであればひとつ当たり50gを目安に分ける)。

    画像6: つくり方

     生地をつぶして空気を抜き、閉じ目が下になるように丸める。指先から手のひらのつけ根に向かって転がし、表面を張らせながら丸める。閉じ目を下にして台に並べる。

    画像7: つくり方
    画像8: つくり方

    point
    ベンチタイムの後に丸め直すので、生地の閉じ目はざっくりでも大丈夫です。

    画像6: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

     生地が乾燥しないよう、ボウルを逆さにかぶせて15分おく。ボウルに収まらなかったらガラスのコップなどをかぶせてもよい。

    画像9: つくり方

    STEP4 二次発酵
    10 と同様に生地をつぶして丸め直す。閉じ目を下にしてクッキングシートをひいた天板に並べる。乾燥しないようにボウルを逆さにかぶせて、室温20℃前後で40分おく。

    画像10: つくり方

    生地の表面に気泡が出てきたら、やさしくたたいてつぶす。

    画像7: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)
    画像8: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    STEP5 焼く
    11 二次発酵が終わるタイミングを見計らって、オーブンを170℃に予熱する。

    12 170℃のオーブンで12~15分焼く。焼き上がったら天板の底をたたいたり、低めの位置から台に落としたりしてショックを与える。網などにのせて冷ます。

    point
    ショックを与えると蒸気が抜けて、生地の中央がべたつかずふっくら仕上がります。

    * * *

    ▼小豆田マチ子さんの“おうちパン”レシピはこちら



    〈撮影/星 亘 取材・文/編集部〉

    小豆田マチ子(あずきだ・まちこ)

    画像11: つくり方

    キャロットケーキ研究家、会社員。ベイクショップで出合ったキャロットケーキに魅了されたことをきっかけに、キャロットケーキづくりを楽しみ、オリジナルレシピを提案。著書に『いとしのキャロットケーキ まぜて焼くだけ、アイデア無限レシピ』、近著に『米粉のキャロットケーキ 春夏秋冬、いつでも楽しいアイデアレシピ』(ともにKADOKAWA)がある。愛猫のラムちゃん、ココちゃんとの暮らしを満喫中。インスタグラム@hanabana39

    『米粉のキャロットケーキ 春夏秋冬、いつでも楽しいアイデアレシピ』(小豆田マチ子・著/KADOKAWA・刊)

    画像9: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    amazonで見る

    『いとしのキャロットケーキ まぜて焼くだけ、アイデア無限レシピ』(小豆田マチ子・著/KADOKAWA・刊)

    画像10: もっちりふわふわ「にんじんパン」のつくり方。初心者にもおすすめ!朝ごはんやおやつに“毎日食べたい”かんたんおうちパン/小豆田マチ子さん(キャロットケーキ研究家)

    amazonで見る



    This article is a sponsored article by
    ''.