(『天然生活』2025年5月号掲載)
制約のあるベランダを自分好みの空間に
庭に比べるとスペースが狭く制約が多いベランダですが、「太陽の方向をちゃんと向いて育っていたり、新芽が出てきたり、植物がここに少しずつなじんでくる様子を見るといとおしくなりますね」と話すのは、ベランダガーデンクリエイターのRIKAさん。

「植物を撮りたくて、図書館に通って写真を覚えました」。いまでは仕事場で店の植物を撮影することも
大阪・豊中市のマンションで、家族と暮らすRIKAさんは、毎朝起きると真っ先にリビングのカーテンを開けて、緑あふれるベランダとの対面を楽しみます。
RIKAさんがベランダづくりを始めたのは15年ほど前、このマンションに引っ越してきてから。
日当たりや風通しなどこの空間に合う植物を50種ほど育てています。なかでも、風が吹くたびに葉が揺れて日光できらきらと光るオリーブは、室内に外のささやかな変化を伝えてくれる大好きな植物です。
ベランダグリーンの楽しみ①
毎朝、窓越しに緑の風景と対面
朝は6時に起きて、すぐにベランダに面したリビングのカーテンを開けるRIKAさん。
「ベランダはどんな感じかなあと、まずは植物たちをひと通り観察します。毎朝の楽しみになっていますね」
生命力あふれる植物たちの姿を見ると「よし、今日もがんばろう」と前向きな気持ちに。この朝の習慣が元気のもとになっているようです。

花が咲いたり、紅葉したり、家にいながら季節の移ろいが感じられるのも、楽しみのひとつ
ベランダグリーンの楽しみ②
植物の成長がいとおしい
育てている植物の新芽に気づいたり、小さなつぼみを見つけたりするたびに、なんともいえない喜びが込み上げてくるといいます。
「小さな変化でも、いつも胸がキュンとします。わが子の成長を見守っている感覚ですね」
ベランダづくりがきっかけで始めたというカメラで、植物の姿を撮影するのも楽しい習慣になっています。

新芽が元気よく顔を出すヒヤシンス。季節ごとに顔を見せる新芽がお気に入りの被写体のひとつ

植物をひとつひとつ観察しながら水やりをするRIKAさん。じょうろの先端のシャワーヘッドは外しておき、なるべく根元に水をやるようにしている
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▼RIKAさんの連載「グリーンと暮らす知恵」の記事はこちら
〈撮影/辻本しんこ 取材・文/山形恭子〉
RIKA(りか)
関西に店舗を構える植物と園芸グッズの店「みどりの雑貨屋」のコーディネーター。店のディスプレーなどを通じて植物のある生活を提案するほか、2007年より自宅マンションのベランダづくりを始め、DIYのアイデアなどをSNSで発信している。
インスタグラム@skipkibun_rika
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです





