静かな里山に佇む「雙」を訪ねて
こんにちは。天然生活編集長の八幡と申します。
2013年3月から2023年12月末まで、愛知県犬山城下町の下本町商店街で「organic restaurant 星月夜」として営業してきたお店が、一年半の準備期間を経て、2025年5月に自然豊かな場所で新たに屋号「雙」として再スタートを切りました。
初夏のある日、レストラン「雙」を訪ねました。


新しいお店は、山と田んぼに囲まれた静かなロケーションで、鳥のさえずりが絶えず聞こえる場所。
山を抜ける風は心地よく、自然と呼吸が深くなっていくのを感じます。

営むのは、シェフの加藤俊介さんと、パティシエの加藤里奈さんのご夫婦ふたり。
「どんな食文化、食環境、体質の方でも、同じテーブルを囲み、皆で同じものを食べ、“おいしい”を分かち合っていただきたい」
そんな思いから、料理はすべて菜食料理。
動物性の食材は一切使わず、旬の野菜、乾物、発酵食品、海藻、雑穀を使った穀物菜食の料理とデザートを、コース仕立てで提供しています。
ランチはおまかせコースのみ。カウンター6席で、11時と13時の二部制です。
全員が揃ったところで、一斉に食事が始まります。
目の前には、ご自身が無農薬で育てている田んぼが広がります。
屋号の「雙」は「sau」と読み、対をなすもの、という意味。
料理をいただく部屋と、デザートを楽しむ部屋。ふたつの部屋が対になっていて、それぞれを楽しんでいただきたい、というコンセプトになっています。
食事の部屋は、杉の一枚板のカウンター席。
奥の厨房で準備したものを目の前で仕上げ、提供してくれます。
お客さまとシェフとの距離が近く、会話も楽しめます。
4月のある日、いただいた料理とお菓子
私がいただいた料理は、旬の食材を中心にした穀物菜食のコース。
この日は、こんな一皿が並びました。
料理
- 新玉葱本葛豆腐
- 摘み菜、蕨、白木耳、甘夏
- ごぼう、大根、ふきのとう
- 八朔ハーブマリネ、豆、季節野菜
- ほうれんそう、木の芽、白玉
- じゃがいも、ココナッツ、たけのこ、カルダモン 揚げ春巻き
- 新米 かまど炊きごはん
ウェルカムドリンクは、台湾茶にタイムとエルダーフラワーを合わせたティーソーダ。これから始まるコースへの期待を引き立ててくれます。

食事には「かりんとエルダーフラワーのソーダ」を。

最初の一皿は、新玉葱本葛豆腐
むっちりとした食感。上にのった、野菜ジュレがおいしい。庭の姫金魚草を飾って。

摘み菜、蕨、白木耳、甘夏
サラダは見た目も涼しげで、爽やかな味わい。
ごぼう、大根、ふきのとう
ごぼうと大根は別のだしで煮て揚げ、ふきのとうはこして酢を加えてすっきりとしたソースに。
八朔ハーブマリネ、豆、季節野菜
くらかけ、黒仙石大豆など3種の豆がおいしい。

ほうれんそう、木の芽、白玉
冷製スープは、じゃがいも、玉ねぎ、ほうれんそうを使って。山で採ってきた木の芽がアクセント。
なかに白玉だんごが入っていて、むっちりとした食感がおいしい。
じゃがいも、ココナッツ、たけのこ、カルダモン 揚げ春巻き
カルダモンふって 豆乳ヨーグルトソースのなかにあるコブミカンが印象的。山菜をたくさん添えて。

山うど、ケシの実和え、わらび、酢味噌あえ、葱坊主の天ぷら、たけのこの天ぷら、コシアブラの天ぷら
お菓子
ディル ほうじ茶 抹茶 キウイ 緑豆


ディルのスープ
ほうじ茶のジュレ
ディルと花の抹茶豆乳チュイール
抹茶の泡
緑豆餡
晩白柚 オレンジ 金柑 シークワーサー

シークワーサーソースとチップス
柑橘のパッションフルーツマリネ
金柑の金木犀蜜煮
晩白柚とオレンジのveganチーズクリーム
レースライスペーパー揚げ
雙(sau)
住所:愛知県犬山市今井四ッ家79
営業日:不定期
時間:一部 11:00〜/二部 13:00〜(各回6名・完全予約制)
ホームページ:https://hosizukiyo.jp/restaurant/
インスタグラム:@_sau_restaurant





