和にも洋にも合う“白あえ”。毎日つくれる飽きない素朴さ
白あえは、はじめてお店で出して以来、素材を変えて毎回メニューに載せています。
あるとき、ふと、ボール状に握って、具材をちょこんと乗せたら、その姿がかわいくて、さらに転がってしまいそうな佇まいも楽しくて、そのままの形で出すようになりました。私は白あえボールと呼んでいます。
一般的な白あえとは見た目も味わいも違うからか、お客さまからよくいわれるのが「自分でつくるのは難しそう」。
いいえ。「ローゼンタール」の白あえは、むしろとてもシンプル。
毎日のことだから、つくっても食べても疲れないことを大切に、具も2種類までと決めています。
「手抜き」とは少しニュアンスが違う、年齢を重ねるほど、料理も暮らしも、疲れないことなら継続していけるような気がします。簡単で楽しくて、和にも洋にも、パンにも合う、毎日食べても飽きない白あえです。
「そら豆と桜えびの白あえ」のつくり方

そら豆はふかふかのサヤに包まれているせいか、豆類のなかでもひときわ気高い感じがあります。
何粒入っているかな? ちょっとドキドキしながらむいたら4粒も、ラッキー! なんて。やわらかなグリーンとピンクの色合いは、見ているだけで幸せな気分になります。
材料(直径4cm大×3個分)
| ● 木綿豆腐(水切りしたもの※下部の下準備を参照) | 1/2丁 |
| ● そら豆 | 20粒 |
| ● 桜えび | 大さじ山盛り1 |
| ● 白みそ | 大さじ山盛り1 |
| ● 練りごま | 小さじ1 |
下準備


豆腐の水切りを行う。深さのある皿に豆腐を置き、上に皿と重し(1〜1.5kg程度)を乗せる。豆腐の高さが2/3くらいになれば完了(目安は1時間程度。時間は長くてもよい)。
<メモ>
水切りした豆腐は冷蔵庫保存で3日ほどおいしく使えますので、時間があるときに仕込んでおくと便利です
つくり方
1 そら豆はさやから取り出し、沸騰した湯で好みのかたさにゆで、薄皮をむいて冷ます。
2 ボウルに豆腐、白みそ、練りごまを加え、スプーンの背でペースト状になるまで練る。

しっかり水切りをすると混ぜるときに水分が出ない
3 トッピング用にそら豆数粒と桜えび少々を取りおき、残りは2に加え、ざっくり混ぜる。

4 3をボール状に丸め、取りおいたそら豆と桜えびをてっぺんにのせる。

ワンポイントアドバイス
ハード系のチーズをすりおろして混ぜたり、桜えびと菜の花を合わせたり。練りごまの代わりにクリームチーズやサワークリームを使うなど、アレンジも楽しめます。
<撮影/大沼ショージ>

島田 由美子(しまだ・ゆみこ)
ドイツワインと自家菜園の野菜を中心とした料理を楽しめる「ワインセラー ローゼンタール」店主。出版社勤務を経て、ワインを学ぶために渡仏。帰国後、ワイン情報誌の編集に携わる。飲食店のアルバイトを経て、同店店長となり、2015年より店を引き継ぎ経営者となる。著書に『ハルマキ100本ノック』(光文社)
ワインセラー ローゼンタール
東京都中央区銀座4-8-13銀座蟹睦(カニボク)会館ビル5階
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