ベランダガーデンの床をDIY。植物がなじむ空間づくり

木の床に鉢を並べると、植物や雑貨が自然になじみ、ベランダ全体がひとつの小さな景色に見えてきます
鉢を置いたその先で、少しずつ気になり始める「足元」の景色。ベランダに鉢をひとつ置いたころは、床のことまで考えていませんでした。
窓を開けるたびに緑が見える。水やりのたびに葉の様子を眺める。それだけで、十分うれしかったのです。
けれど、鉢がひとつ、ふたつと増えていくうちに、ふと足元が気になるようになりました。
▼前回の記事▼
「鉢ひとつから始められる、“小さなお庭” づくり」
では、ベランダに鉢をひとつ置くところから、小さな景色が生まれることをお話ししました。今回は、その続きです。

左から、リシマキア、プリムローズジャスミン、カレックス。植物を置くことで、足元の景色にも目が向くようになりました
植物はやわらかく、葉は風に揺れているのに、その下にある床だけが少し無機質に見える。
そこに緑を置いて、毎日眺めているうちに、「ここをもう少し心地よく整えたい」と思うようになりました。それが、わが家のベランダガーデンの足元づくりの始まりです。
板を敷くだけ。植物が映えるベランダガーデンの床づくり
ベランダの床を整えるとき、まず考えたのは、植物が自然になじむ景色をつくることでした。そのままのベランダの床も、もちろん悪くありません。すっきりとしていて、扱いやすさもあります。
そこに木の質感が加わると、空間の印象はぐっとやわらかくなるかもしれない。そう思って、わが家では水はけを妨げないように、下に樹脂製のすのこ状のパネルを敷き、その上に板を一枚ずつ並べることにしました。

写真の床板は、長年使い込んできたもの。最初は若々しい木肌でしたが、年月とともに味わいが出ました
板はホームセンターで扱いやすい長さに切ってもらったもの。長すぎると運ぶのも敷くのも大変なので、無理なく扱えるサイズにしました。
工夫したのは、板の長さを不規則にしたことです。
同じ長さできっちり並べると、少し整いすぎてしまう気がして。あえて長さを変えることで、植物のある景色になじむ、自然な表情になりました。
木の床になると、鉢の印象は予想以上に変わりました。
テラコッタの鉢はより温かく。ブリキの鉢は味わい深く。
葉の緑も、そのままの床に置いていたときより、どこか自然に見えるようになりました。

板を敷くだけで、同じ植物もやわらかな表情に。足元を整えることで、鉢と植物が景色になじんでいきます
床は、ただ歩くための場所ではなく、植物を引き立てるための舞台でもあるのだと感じました。
<写真・文/RIKA>
RIKA/ 「みどりの雑貨屋」コーディネーター
関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた“みどりのある心豊かな暮らし” をSNSで提案している。
インスタグラム:@skipkibun_rika
「みどりの雑貨屋」公式サイト:midorinozakkaya.com




