• 介護やケアに特化した本屋さん「はるから書店」を営む、小黒悠さん。27歳から約6年半、脳梗塞になったお母さまをひとりで介護しました。本記事では、小黒さんの経験に基づいたリアルなお話をお届けします。今回は「介護に役立つ、暮らしのアイテム」。割れにくい食器や、身体に合った杖、歩きやすい靴など、介護保険の範囲外にも、ケアに使えるアイテムはたくさんあります。

    あのときの私に伝えたいこと

    もっと気軽に、楽しく!

    介護が始まったばかりのころは、「きちんとしたものを揃えなくては!」と思い、食事用のエプロンをはじめ、介護用品の専門店で購入したものもいろいろあったのですが、100円ショップやドラッグストアにも使えるものが結構あります。

    衛生用品はドラッグストアが便利です。介護用品コーナーや専用の棚があるお店も増えてきました。

    ふたつきのコップや、うがい受けなど雑貨類のほかに、お風呂に入れないときに使うドライシャンプーや身体をふく泡の清拭剤など、いつもの買い物のついでに購入したい消耗品があって、とても助かりました。

    100円ショップでは、リハビリグッズを購入しました。

    母は片側に麻痺があり、手に力が入りづらかったので、100円ショップで購入したやわらかいボールで握る練習をしてみたり、ピースの大きいジグソーパズルをすることで指先を使う練習をしたり。

    ちょっと試してみたいものや、高い金額を出すのは気が引ける……と感じるものも、気軽に購入できてよかったです。

    そんな工夫ができるようになったのは介護後半戦。最初のうちは、結構肩に力が入っていたものだなぁと思います。あのころの私に、「もっと気軽に、楽しくやってみて!」と伝えたいです。



    ※ 本記事は個人の体験に基づくものです。介護保険制度や利用できるサービス、身体状況への適応については、お住まいの地域の地域包括支援センターやケアマネジャーなど、専門の窓口へご相談ください。



    画像: もっと気軽に、楽しく!

    小黒悠(おぐろ・ゆう)
    1983年、東京都出身。服飾系専門学校を卒業後、貸衣装店勤務を経て、23歳で図書館に転職。その後20代〜30代に母親の在宅介護を経験。現在は会社員として働きながら、ケアや介護をテーマに「はるから書店」を個人で運営している。

    はるから書店: https://harukara-reading.stores.jp/
    インスタグラム:@harukara_reading
    X:@harukarareading



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