うっかり割ってしまったお気に入りの器も、あきらめなくて大丈夫。特別な技術がなくても挑戦できる「簡易金継ぎ」なら、短時間で美しく修復できます。難しそうに見える金継ぎも、現代の材料を使えば気軽に。必要な道具や基本の手順、きれいに仕上げるコツを日本金継ぎ協会の小熊綾さんに教えてもらいました。
D. 欠けや溝をパテで埋める
1 器の欠け部分は、下の1~4を参考にエポキシパテで埋める。

エポキシパテで埋める手順
1 カッターナイフでエポキシパテを内側(グレー)と外側(白)の層が同量になるよう切り出す。
2 練り混ぜ、必要な分だけ欠けた部分にのせる。
3 パテをラップで覆い、指でならしながら欠けた部分にしっかり埋め込む。器の厚みよりも若干厚めに埋めるとよい。
4 10分ほどおきパテが固まってきたら、400番の紙やすりに水をつけながら、器からはみ出た余分なパテを削る。パテ部分と周囲の差がほぼなだらかになったら、600番、1000番の順にやすって形をさらになめらかに整える。削った部分を、アルコールを含ませたペーパーでふく。
削る前


削った後
2 接着した部分の表面にできた溝は、パテをごく少量へらに取り、溝に埋め込んでなだらかにする。

内側

外側

欠けと溝にパテを埋め込み終わったところ
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〈監修/小熊 綾 撮影/鈴木江実子、山川修一(TOP画像) 取材・文/秋山香織 取材協力/うつわ 御結〉

小熊 綾さん(おぐま・あや)
金継ぎアーティスト。東京・南青山の器ギャラリーのアトリエ「うつわ 御結 HANARE」にて、日本金継ぎ協会主宰の金継ぎワークショップの講師を勤め、国内外の人たちに向けて金継ぎの精神から技術まで広めている。開催日などの情報は、日本金継ぎ協会ホームページ(https://japankintsugi.com/)を参照。











