• 日々暑さが増す時季を、心地よく、楽しく乗り切るために。さまざまなシーンで役立つハーブやアロマの活用術について長野県・蓼科高原にて西洋薬草店を営む萩尾エリ子さんに聞きました。今回は、安眠のための「小さなブーケ」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2025年8月号掲載)

    香りという木陰で憩いまた、歩き出す力を

    たっぷりと葉を茂らせた木立に降り注ぐ、キラキラとまぶしい太陽の光。「標高1100メートルの高原とはいえ、長野県・蓼科の夏も年々暑さが増しています」と、萩尾エリ子さんは話します。

    眠りたい、元気でいたい、リフレッシュしたいなど、そのときどきの願いに合わせて、古くから人は植物を選び、役立ててきました。そして精油とは、そこにあるだけで香りという“気配”を放つ、特別な存在。

    「目には見えないのに、見えるようにさえ感じることから『植物のホログラム』と呼ぶ人も」と萩尾さんは話します。フレッシュハーブやドライハーブも、精油ほどの強さはなくても役割は同じ。

    「『なにを選ぶか』さえ覚えておけば、その生かし方はアイデア次第」と、ハーブやアロマを生かす喜びについて伝えてくれました。

    「植物の香りがもつ『力』は、私たちにすこやかな気持ちや安らぎを与えてくれます。なぜってきっと、植物にはそれそのものに、やさしさや強さがあるからでしょう。私たちは香りという木陰で憩い、呼吸を深くして、また歩き出す力をもらうことができるのです。でもね、無理は禁物。心の芯は守りながら、折れない程度にしなやかに、日々を生きたいですね」

    暮らしのなかの小さな手当て
    安眠のための小さなブーケ

    画像: 暮らしのなかの小さな手当て 安眠のための小さなブーケ

    枕元にそっと飾って眠りへといざなう、香りの花束。

    材料(つくりやすい分量)

    アリッサム、ラベンダー、ジャスミン、パンジーブラックボール、レモンタイム、クローバー、マジョラム各適量

    用意するもの

    はさみ、輪ゴム、パラフィン紙など好みの紙

    つくり方

    材料を好みの長さに切り、好みの紙を巻いて輪ゴムで束ねたら、枕元に置いておく。

    画像: 「庭のハーブを摘む際には、氷水に浸すともちがよいんです」

    「庭のハーブを摘む際には、氷水に浸すともちがよいんです」

    ※妊娠中・授乳中の方や持病のある方は、ハーブの種類によって使用を控えた方がよい場合があります。使用前にかかりつけ医などにご相談ください。
    ※妊娠中の方がハーブづくりを楽しむ場合、かかりつけ医に相談のうえ行い、食利用はお控えください。



    <料理・監修/萩尾エリ子、永易理恵 撮影/ミズカイケイコ 構成・文/玉木美企子>

    萩尾エリ子(はぎお・えりこ)
    ハーバリスト。ナード・アロマテラピー協会認定アロマ・トレーナー。日々をショップという場で過ごし、植物の豊かさを伝えることを喜びとする。永易理恵との共著『風の飲みもの、光のおやつ』(扶桑社)が発売中。https://herbalnote.co.jp/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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