• 庭がなくても、緑のある暮らしは始められます。マンションのベランダという限られた空間でも、床や植物を少しずつ整えていくことで、心地よい居場所へと育っていきます。今回は、「みどりの雑貨屋」RIKAさんに、植物を引き立てる「背景」づくりのコツを教えていただきました。

    植物の美しさを引き出す、木の背景

    板壁は、無機質な壁をただ隠すためのものではありませんでした。

    植物の美しさを引き出し、鉢や雑貨を含めたベランダ全体の景色を、ひとつにつないでくれる存在でした。

    木の背景があることで、グリーンの色がやわらかく引き立ちます。

    白く塗った板壁は、光を受けると明るく見え、植物の葉影もやさしく映してくれます。

    画像: 植物、鉢、雑貨がそれぞれ引き立て合い、ひとつの小さな景色としてまとまっていきます

    植物、鉢、雑貨がそれぞれ引き立て合い、ひとつの小さな景色としてまとまっていきます

    さらに、板壁ができると、植物を楽しめる場所も増えていきました。

    壁にツル性の植物を添わせたり、ハンギングをかけたり。

    ベランダの広さは変わらないのに、植物を飾る場所と眺める楽しみが、少しずつ広がっていったのです。

    背景を整えたことで、ベランダガーデンを思いきり楽しむための舞台ができたように感じました。

    窓の向こうに、好きな景色がある暮らし

    ベランダの景色は、外に出たときだけのものではありません。

    朝、カーテンを開けたとき。
    家事の合間に、ふと窓の外を見たとき。
    夜、部屋の明かりに照らされた植物を眺めたとき。

    そんな何気ない瞬間に、窓の向こうに自分の好きな景色があることは、思っている以上に暮らしの気分を変えてくれました。

    ベランダは外にある場所ですが、部屋の延長のような存在でもあります。

    だからこそ、少しずつ工夫を重ねながら育てていくことで、室内からの眺めも、家で過ごす時間も、以前より好きになっていきました。

    画像: キッチンに立つたび、ふと目を向けたくなるベランダの景色。窓の向こうに好きな眺めがあるだけで、日々の時間が心地よく感じられます

    キッチンに立つたび、ふと目を向けたくなるベランダの景色。窓の向こうに好きな眺めがあるだけで、日々の時間が心地よく感じられます

    次回は、植物の高さや配置を生かしながら、限られたベランダに奥行きをつくる「置き方」についてお話しします。



    <写真・文/RIKA>

    RIKA/ 「みどりの雑貨屋」コーディネーター
    関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた“みどりのある心豊かな暮らし”をSNSで提案している。
    インスタグラム:@skipkibun_rika
    「みどりの雑貨屋」公式サイト:midorinozakkaya.com



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