• 十分に眠っているはずなのに疲れが抜けない、家にいてもなんとなく落ち着かない。そんなときは、住まいとの相性が影響しているかもしれません。風水では、家は単なる建物ではなく、暮らす人の心や体を育てる場所だと考えます。一級建築士で風水師の天野千恵里さんに、玄関や水まわり、寝室などを見直し、住まい全体を心地よく整える方法を教えていただきました。

    風水と家相の違いから考える、自分に合った空間づくり

    1日の終わりに眠りにつく寝室は、単なる「寝る場所」ではありません。心身を休め、明日への活力を回復する“充電スポット”です。しかし、十分に眠っているはずなのに疲れが抜けない、気持ちが落ち着かない、そんな状態なら、空間との相性が影響している可能性があります。

    こうした「住まいと心身の関係」を考えるとき、よく混同されるのが家相と風水です。

    家相は方位や間取りを重視し、「この方角はよい・悪い」と固定的に判断する傾向があります。そのため、場合によっては部屋を十分に活用できず、暮らしやすさが損なわれることもあります。

    一方、風水は環境と人との関係性を見る考え方です。住まいの環境を総合的に見ながら、その人にとって心地よく過ごせる空間づくりを考えていきます。

    画像: 風水と家相の違いから考える、自分に合った空間づくり

    とくに寝室は、人生の約3分の1を過ごす重要な空間。だれかにとってよい方位や配置が、自分にもよいとは限りません。

    大切なのは一般論ではなく、“自分に合った環境”を整えること。寝室が本来のエネルギーを取り戻せる場所になったとき、深い休息が得られ、心身のコンディションも整いやすくなります。

    そして、それは寝室だけに限ったことではありません。玄関やリビング、水まわりなど、毎日過ごす住まい全体が心身を整え、本来の力を発揮できる場所になったとき、日々の集中力や人間関係、仕事への向き合い方まで少しずつ変わり始めるのです。



    〈文/天野千恵里〉

    画像2: 住まいの「気の流れ」を整えることが、心地よい暮らしへの第一歩

    天野千恵里(あまの・ちえり)
    一級建築士・風水師。大手ハウスメーカーで設計・インテリア業務に従事後、「住まいで運気を高めたい」という声をきっかけに本場中国伝統風水を学ぶ。25年以上、延べ4000件以上の鑑定実績を持つ。住宅・店舗・オフィスの風水鑑定や設計提案を行い、「運気の流れまで整った空間づくり」に定評がある。現在は初心者から風水師として活動できるレベルまで導く講座も主宰し、環境が人生に与える影響を伝えている。
    風水吉運:https://fu-sui168.com/



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