• 十分に眠っているはずなのに疲れが抜けない、家にいてもなんとなく落ち着かない。そんなときは、住まいとの相性が影響しているかもしれません。風水では、家は単なる建物ではなく、暮らす人の心や体を育てる場所だと考えます。一級建築士で風水師の天野千恵里さんに、玄関や水まわり、寝室などを見直し、住まい全体を心地よく整える方法を教えていただきました。

    住まいの「気の流れ」を整えることが、心地よい暮らしへの第一歩

    運気は突然大きく変わるものではなく、毎日の暮らしの中で少しずつ育っていくものです。そして、その土台になるのが「住まいの環境」です。

    風水では、家は単なる建物ではなく、人の心や行動、健康状態に影響を与える“気の器”と考えます。つまり、どんな空間で過ごすかによって、無意識の選択や思考、行動が変わり、その積み重ねが人生や運気へとつながっていくのです。

    よい気は玄関から入り、廊下、リビング、寝室へと家全体を巡ります。しかし、その通り道に物があふれていたり、床置きされた荷物が多かったりすると、気は滞りやすくなります。

    なんとなく疲れる、やる気が出ない、家にいても落ち着かない。そんな状態は、気の流れが乱れているサインかもしれません。

    画像1: 住まいの「気の流れ」を整えることが、心地よい暮らしへの第一歩

    住まいを整える上で大切なのは、まず邪魔なものを片づけることです。ただ捨てることが目的ではなく、“気がスムーズに流れる状態をつくる”ことが大切です。

    とくに床は気の通り道。床に物を置きっぱなしにすると、視界から無意識にストレスを受け、空間のエネルギーも重くなります。使わない物を減らし、歩きやすく、掃除しやすい状態を保つことで、住まいは自然と軽やかな空気に変わっていきます。

    また、家の中には自然と心が落ち着く場所や、読書や仕事がはかどる場所があるものです。そうした空間ごとの特徴を読み解きながら、眠る場所や仕事をする場所を整えることもひとつの方法です。

    住まいをパワースポットにする秘訣は、特別な開運グッズを増やすことではありません。気が巡り、心が落ち着き、深く呼吸できる空間をつくることです。

    「家に帰るとほっとする」「朝起きたときに気持ちが軽い」その感覚こそ、運気が静かに育っている証拠。運気は遠くにあるものではなく、毎日過ごす住まいの中から、少しずつ育っていくのです。



    〈文/天野千恵里〉

    画像2: 住まいの「気の流れ」を整えることが、心地よい暮らしへの第一歩

    天野千恵里(あまの・ちえり)
    一級建築士・風水師。大手ハウスメーカーで設計・インテリア業務に従事後、「住まいで運気を高めたい」という声をきっかけに本場中国伝統風水を学ぶ。25年以上、延べ4000件以上の鑑定実績を持つ。住宅・店舗・オフィスの風水鑑定や設計提案を行い、「運気の流れまで整った空間づくり」に定評がある。現在は初心者から風水師として活動できるレベルまで導く講座も主宰し、環境が人生に与える影響を伝えている。
    風水吉運:https://fu-sui168.com/



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