• お気に入りの布だからこそ、残ったはぎれもなかなか手放せないもの。捨てるには惜しいから、と引き出しで眠ったままのはぎれたちを、毎日の暮らしになじむ布小物へと生まれ変わらせてみませんか。今回、布作家不動美穂さんに教えてもらうのは、秋の装いにも似合う色合わせの「シュシュ」。小さなはぎれでもつくれるので、手持ちの布をむだなく活用できます。

    持て余しがちな「小さなはぎれ」で楽しめるシュシュ

    「少しずつ秋らしい色も楽しみ始めたい9月。ひとつ目のシュシュは、暗くなりすぎず、でも秋の気配を感じられるからし色をポイントにしました。もうひとつは、季節を問わずに使える緑のギンガムチェックを効かせて、さわやかでフレッシュな印象に仕上げました」

    画像: 組み合わせるはぎれのなかに季節の色をひとつ取り入れるだけで、違った表情を楽しめる

    組み合わせるはぎれのなかに季節の色をひとつ取り入れるだけで、違った表情を楽しめる

    シュシュは、ほんの少しだけ残ったはぎれや、使い切れずにいたカットクロスなど、持て余しがちな布でもつくれるのが魅力。

    髪をまとめるだけでなく、手首につけてアクセサリー感覚で楽しんだり、エコバッグや大判ストールをコンパクトにまとめるバンドとして使ったり。さまざまなシーンで活躍します。

    画像: お出かけのときは、手首につけてアクセサリー感覚で。シンプルな装いもおしゃれに

    お出かけのときは、手首につけてアクセサリー感覚で。シンプルな装いもおしゃれに

    画像: たたんだエコバッグをさっとまとめたいときにも。見た目もかわいくて気分が上がる

    たたんだエコバッグをさっとまとめたいときにも。見た目もかわいくて気分が上がる

    「プロセス写真や説明文だけを見ると、難しそうに感じるかもしれません。私も初めは、きちんとドーナツ状になるかな? とドキドキしました。でも、プロセス通りに手を動かしてみるとちゃんと完成します! 構造理解が追いつかなくても大丈夫なので、ぜひ気軽につくってみてください」

    はぎれで楽しむ布小物
    シュシュのつくり方

    画像: はぎれで楽しむ布小物 シュシュのつくり方

    仕上がりサイズ(1個分)

    直径約13cm

    材料と用具

    【表布A】生成りの綿麻(縦11×横27cm)1枚
    【表布B】からし色のダブルガーゼ(縦11×横17cm)1枚
    【表布C】カーキの綿麻(縦11×横9cm)1枚
    【表布D】グレーの綿麻(縦11×横6cm)1枚
    ● ヘアゴム(0.2cm太さ)20cm
    ● 縫い糸(布に合う色のミシン糸)適宜
    ● ひも通し

    *縫いしろは1cmです。

    *縫い目がわかりやすいように赤い糸を使用していますが、実際は布に合った目立たない色の糸を使用してください。

    つくり方

     布を裁つ。

    画像: 布を裁つ

    布を裁つ

     AとBを中表に合わせて縫う。縫いしろを割る。

    画像1: まち針でとめたところ

    まち針でとめたところ

    画像1: 縫ったところ

    縫ったところ

    画像1: 縫いしろを割ったところ

    縫いしろを割ったところ

     ABのB部分とCを中表に合わせて縫う。縫いしろを割る。

    画像2: まち針でとめたところ

    まち針でとめたところ

    画像2: 縫ったところ

    縫ったところ

    画像2: 縫いしろを割ったところ

    縫いしろを割ったところ

     ABCのC部分とDを中表に合わせて縫う。縫いしろを割る。

    画像3: まち針でとめたところ

    まち針でとめたところ

    画像3: 縫ったところ

    縫ったところ

    画像3: 縫いしろを割ったところ

    縫いしろを割ったところ

     縫いつなげたの布を、写真のように中表の2つ折りにして縫う。縫いしろを割る。

    画像4: まち針でとめたところ

    まち針でとめたところ

    画像4: 縫ったところ

    縫ったところ

    画像4: 縫いしろを割ったところ

    縫いしろを割ったところ

     を縦に置き、わの上側の布のみ半分に折って折り線をつける。

    画像: 折り線をつけたところ

    折り線をつけたところ

     の折り線に向かって、左右の布を折りたたむ。

    画像: 右側を折りたたむ

    右側を折りたたむ

    画像: 左側も折りたたむ

    左側も折りたたむ

     折りたたんだ部分を内側に入れ込むようにして縦半分に折る。

    画像: 縦半分に折ったところ

    縦半分に折ったところ

     上から2/3くらいまでまち針でとめて、内側の布(A)を縫わないようにしながら、外側の布を縫い合わせる。まち針でとめた部分を縫い終えたら、ミシンの針は刺した状態でミシンを止める。

    画像: 上から2/3くらいまでまち針でとめたところ

    上から2/3くらいまでまち針でとめたところ

    画像: 上から2/3くらいを縫う

    上から2/3くらいを縫う

    10 中に折り込まれた布を引き出し、縫い進める。

    画像: 布を引き出しながら……

    布を引き出しながら……

    画像: 縫い進める

    縫い進める

    11 10を繰り返し、返し口を4〜5cm残して一周縫う。

    画像: 返し口を4~5cm残して縫ったところ

    返し口を4~5cm残して縫ったところ

    12 返し口から中の布を引き出し、表に返す。ドーナツ状のわになっていればOK。

    画像: 表に返して形を整える

    表に返して形を整える

    13 返し口からヘアゴムを通し、好みのサイズになるように布を縮めてヘアゴムを結ぶ。

    画像: ひも通しでヘアゴムを通していく

    ひも通しでヘアゴムを通していく

    画像: 通したら……

    通したら……

    画像: きゅっと結ぶ

    きゅっと結ぶ

    14 ミシン糸2本どりで、返し口を閉じる。

    画像: 返し口を閉じる

    返し口を閉じる

    * * *

    ▼季節で楽しむ“はぎれの布小物”のつくり方はこちら



    〈撮影/星 亘 取材・文/飯作紫乃〉

    不動美穂(ふどう・みほ)

    画像: つくり方

    布作家。障がい者就労支援事業所勤務。利用者さんたちと一緒に布小物を制作。個人の活動では、約25年前より鍋つかみをはじめとするシンプルな布小物を制作、販売。東京・小金井の「環境楽習館」、西荻窪の「tsugumi」で作品を取り扱い中。また、イベントなどにも出店。2025年11月からは、東京・東久留米市に「道具屋fudō」をオープン。物販スペースで布小物を販売するほか、月1~2回のモーニングや柳久保小麦などを使用した手打ちうどんも人気で、地元の方々の憩いの場として愛されている。
    インスタグラム@m.fudo(不動美穂)/@find__the__treasure(道具屋fudō)



    This article is a sponsored article by
    ''.