• 「話題のダイエットを試しても、続かなくてリバウンド」「食べてないのになぜか太る」…その原因は、“間違ったダイエット”にあるかもしれません。東洋医学の視点から“太る原因”を見極め、きちんと食べて気持ちよくやせる「薬膳ダイエット」を提案する源保堂鍼灸院・瀬戸佳子先生に、「糖質オフダイエットでごはん抜きは正しい?」というギモンについてアドバイスを伺いました。
    (『薬膳ダイエット』より)

    ダイエットのギモン
    「糖質オフダイエットでごはん抜き」は正しい?

    一世を風靡した糖質オフダイエット、実践した人も多いことでしょう。甘いもの(砂糖類)が太りやすいのは確かなこと。東洋医学的にも胃腸を弱め、代謝を下げ、水分の巡りが悪くなり、老廃物をため込みやすくなります。

    炭水化物も多すぎる場合は同じく胃腸を弱め、水分代謝が落ち、太りやすくなります。しかしすべての炭水化物を抜いてしまうと、体力の低下を招き、食べ過ぎと同じく胃腸を弱めてしまうこともあるのです。

    東洋医学では米やいも類など炭水化物の多くは、気を補い、脾を養うものです。江戸時代の食養生本『本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)』*にも、「米は病気のときも健康なときも薬になり、虚弱体質や疲れやすい人は、薬を飲むより米を食べるほうがいい」という記述があります。

    また東洋医学のバイブル『黄帝内経(こうていだいけい)』*でも「穀類は生命を日常的に養うもの」と書かれ、大切なエネルギー源としています。

    *『本朝食鑑』 17世紀末、江戸時代の医師・人見必大が記した食物事典・食養生書。
    *『黄帝内経』約2000年前に成立したと言われる現存最古の東洋医学の基本書。

    画像1: ダイエットのギモン 「糖質オフダイエットでごはん抜き」は正しい?

    もちろん炭水化物を食べ過ぎている自覚のある人は、減らすべきです。例えば朝はパン、昼はパスタ、夜は丼ものという食生活は、あきらかに偏りすぎ。ごはんや麺を大盛りで、おやつにパンや煎餅なら、これも多すぎです。

    炭水化物の量を減らすなら(抜きはNG。便秘になります)、朝食ではなく夕食を。朝の炭水化物抜きは、日中のエネルギー不足に陥ります。また欠食が血糖値や肥満度に影響するというデータもあります。

    なお炭水化物でも米より小麦のほうが太りやすいと私は感じます。パンやパスタなどは炭水化物だけの食事になりやすく、乳製品や油脂が多くなりがちなのが原因です。

    特に胃腸が弱く、食事量が多くないのに太る人、むくむ人は、炭水化物の選び方と食べ方に注意です。

    画像2: ダイエットのギモン 「糖質オフダイエットでごはん抜き」は正しい?

    本記事は『薬膳ダイエット』(文化出版局)からの抜粋です

    〈イラスト/植松しんこ 取材・文/田中のり子〉



    瀬戸佳子(せと・よしこ)
    国際中医薬膳師、国際中医専門員、登録販売者。早稲田大学理工学部卒、同大学院理工学研究科修了。北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)薬膳科卒業。会社員を経て、東京・青山の「源保堂鍼灸院」併設の薬戸金堂で、漢方相談を行いながら東洋医学に基づいた食養生のアドバイスを行う。雑誌やwebの取材、セミナーの講演などでも幅広く活躍。著書に『1週間で必ず体がラクになる お手軽気血ごはん』『季節の不調が必ずラク~になる本』『1週間で胃腸が必ずよみがえる 気血スープ』(すべて文化出版局)など。

    源保堂鍼灸院・薬戸金堂HP:https://genpoudou.com/
    インスタグラム:@yoshiko1260

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    きちんと食べて 気持ちよくやせる
    東洋医学の視点から「太る原因」を見極め、体質に合った食事や生活習慣を提案。無理な食事制限は、一時的に痩せたとしても、大切な体力を奪い、ますます太りやすい体質を作ってしまうことも。心地よく、健康的で均整のとれた体に導くダイエット法を伝えます。



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