1,200年の歴史をもつなめらかな肌の杞柳細工(きりゅうざいく)| “編む” 手仕事を訪ねて/たくみ工芸(兵庫・豊岡)
今も昔も、暮らしとともにある手編みの道具。今回は、兵庫・豊岡市に受け継がれる、“コリ柳” を使って編む「杞柳細工(きりゅうざいく)」を紹介します。豊岡でただ一軒「柳行李」の制作を手がける「たくみ工芸」の工房を訪ね、伝統を支える職人の技術と思いに出合いました。写真について:柳行李のふちを革で補強したのは寺内さんによる工夫。柳行李 80,000円~。杞柳細工の工房のうちでも、柳行李をつくれるのは「たくみ工芸」だけ(『天然生活』2014年8月号掲載)