(『天然生活』2014年5月号掲載)
![画像: お弁当の「ゆで小松菜」基本レシピと4つのアレンジ|お弁当の脇役おかず](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/03/11/df2fdddec3282592dabe5bd84b0e25e2caa53879.jpg)
お弁当のゆで小松菜
「ゆで小松菜」の基本レシピ
お弁当用には、食卓に並べるときよりも少し小さめに切ります。食べやすさはもちろん、さまざまな具材とからみやすいのです。
![画像: 「ゆで小松菜」の基本レシピ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/03/11/3c2d2d22942a7148de1897e0ca669726214a1943.jpg)
材料(つくりやすい分量)
● 小松菜 | 5株(50g) |
● 塩 | 小さじ1/2 |
● しょうゆ | 少々 |
ひと工夫
ほうれんそうやチンゲン菜、水菜など、青菜の種類を替えると味わいも変化。ちょっと辛味を足したいときには、ゆずこしょうや豆板醤、コチュジャンを。
つくり方
1 小松菜は1株を半分に切り分けてよく洗い、ざるにあげておく。
2 鍋に湯を沸かし、塩を入れて、さっとゆでる。水にさらし、よく水けをしぼって、しょうゆをかけてなじませておく。
*保存期間は1~2日。保存するときはキッチンペーパーに包んでから保存袋に入れて冷蔵庫へ。
アレンジ①
小松菜の押し麦あえ
押し麦が入ることで、満足感がアップします。さっぱりと、レモン+オリーブオイルで。
![画像: アレンジ① 小松菜の押し麦あえ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/03/11/8554ae13ed64689739e8c3e83de257d7aaa254d2.jpg)
材料とつくり方(2人分)
1 鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩小さじ1/4を加え、押し麦大さじ1を5分ほどゆでる。ざるにあげ、水けをきる。
2 ゆで小松菜2~3株を3cm長さに切り、1の押し麦、塩少々、レモンの皮のせん切り適量、レモン汁小さじ1を加えて混ぜる。仕上げにオリーブオイル小さじ1であえる。
アレンジ②
小松菜のしょうが入りナムル
しょうがの風味が引き立つ、仕上げのごま油。小松菜全体をコーティングするようにあえて。
![画像: アレンジ② 小松菜のしょうが入りナムル](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/03/11/cfadeb4d107e9c616c3b462b3ba382a750af5432.jpg)
材料とつくり方(2人分)
1 ゆで小松菜2株分を3cm長さに切る。
2 ボウルに1としょうがのせん切り1/4片分、塩少々を加えて混ぜ、仕上げに、ごま油小さじ1であえる。
アレンジ③
小松菜の明太子あえ
明太子ひとつで、味わいが変わります。簡単に、「もうひと工夫」ができる一品。
![画像: アレンジ③ 小松菜の明太子あえ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/03/11/01d6d8c179cefe6be4a97094a5aac9d0d7f36a4f.jpg)
材料とつくり方(2人分)
1 明太子1/2腹は、魚焼きグリル、またはオーブントースターで3分ほど焼き、ざく切りにする。
2 ゆで小松菜2~3株を3cm長さに切ってボウルに入れ、1の明太子を加えてあえる。
アレンジ④
ピーマン、小松菜炒め
ピーマンの、ほどよい苦味が調味料代わり。シンプルな青菜が、個性的なおかずに変身。
![画像1: アレンジ④ ピーマン、小松菜炒め](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/03/11/686cfad47fa55c658d4dbc7b2f4997ab46fafdbc.jpg)
材料とつくり方(2人分)
1 ピーマン1個は種とワタを取り、乱切りにする。
2 フライパンにサラダ油小さじ1をひいて熱し、1のピーマンと塩少々を加えて炒める。火がとおったら3cm長さに切ったゆで小松菜2~3株を加えてさらに炒め、仕上げに、しょうゆ小さじ少々を加え、さっと炒める。
※ ※ ※
紹介していただいたのは、そのほとんどが、瀬戸口さんの食卓に、日々、並んでいるおかず。少し違うのは、いつもより水分を意識して取り除くこと、切り方を小さめにしていること。さらに、アレンジおかずに関しては、ほんの少しだけ味つけを濃いめにしていることくらいです。
「基本のレシピに関しては、そのままでもおいしく食べられる、ぎりぎりの味つけにしています。時間のないときは、アレンジどころではないこともありますものね」
ほぼ完成させておいたおかずは、ただ混ぜるだけ、炒め合わせるだけで、味わいがさまざまに変化します。時間の余裕に合わせて、火を入れるか、ボウルひとつで合わせるだけにするかを決められるのが、ありがたいところ。また、洋風でも和風でもないニュートラルな状態にしておけば、他のおかずとの兼ね合いをみて、その場でバランスをとることができるのも実に便利なのです。
「たとえば、ごま油をオリーブオイルに替えるだけで、ぐっと洋風になりますし、しょうゆをナンプラーにすれば、一気にエスニック風です。チーズや高菜、梅干しに、ゆずこしょうなどの風味があるものは、少し加えるだけで味に深みが出ますから、簡単にバリエーションがつけられますよ」
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<料理・スタイリング/瀬戸口しおり 撮影/福尾美雪 取材・文/福山雅美 文字/みつ>
![画像2: アレンジ④ ピーマン、小松菜炒め](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/03/11/3ca8087a7634de71793c357c5577f241a5b41b3f.jpg)
瀬戸口しおり(せとぐち・しおり)
野菜本来の味わいを生かした、シンプルでありながら個性あふれるレシピで人気を集める。著書に『わたしの作りおきおかず』(アスペクト)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです