スミレの一種・ビオラの花を使った「スミレの花冠」のつくり方を紹介します。色とりどりの可憐な花が咲く季節。部屋の中にも春の景色を取り入れたくなります。フラワースタイリストの平井かずみさんは、そんな春の草花を使ってリースをつくります。やさしい色の春の花々、咲きはじめたばかりの初々しい花をリースに仕立て、季節の訪れを感じてみませんか?
(『天然生活』2014年5月号掲載)
(『天然生活』2014年5月号掲載)
スミレの花冠
子どものころ、夢中で編んだシロツメクサの花冠。それと同じつくり方で仕上げました。スミレの一種・ビオラの小ぶりな花を使い、ところどころに葉をあしらってアクセントに。
材料
● ビオラ(茎が7~10cmのもの) | 20~30本 |
つくり方
1 シロツメクサの花冠をつくる要領。最初に2本の花茎を両手に持ち、1本を軸にして2本目を花の首元に巻きつける。
2 巻きつけた花茎は軸と一緒に持ち、3本目以降も巻きつけては軸にしていく。
3 ちょうどいい長さになったら、端と端を結んで輪にする。
4 ところどころに葉を差し込むと、表情が出る。
*花茎が短く、巻きつけにくい場合は、花茎を重ねていきながら地巻きワイヤー(#28)でくくって留めてもいい。
※ ※ ※
色とりどりの可憐な花が咲く季節。部屋の中にも春の景色を取り入れたくなります。フラワースタイリストの平井かずみさんは、そんな春の草花を使ってリースをつくります。
「クリスマスのものというイメージがあるかもしれませんが、どんな花も、輪っかにすればリース。一年を通して季節の植物でつくれます」
リースは、花を暮らしに取り入れるのに、とても身近な方法。というのは、花器に活けるよりも簡単に形よくできて、一度、飾ってしまえば、毎日の水替えもいらないから。花の扱いに慣れていない人にもおすすめです。
飾り方もいろいろに。壁にかけるだけでなく、棚の上に立てかけたり、幾つかをひもで吊るしてみたり。また、テーブルに置いてキャンドルを合わせるなど、雑貨と一緒に飾ることで、リースが暮らしの風景のひとつとなり、自然と、その場に溶け込みます。
「フレッシュな草花を使ってリースをつくるのは、春ならではの楽しみ。ミモザやハーブは、飾りながらドライへと変化していく様子までも楽しんでください」
色とりどりの可憐な花が咲く季節。部屋の中にも春の景色を取り入れたくなります。フラワースタイリストの平井かずみさんは、そんな春の草花を使ってリースをつくります。
「クリスマスのものというイメージがあるかもしれませんが、どんな花も、輪っかにすればリース。一年を通して季節の植物でつくれます」
リースは、花を暮らしに取り入れるのに、とても身近な方法。というのは、花器に活けるよりも簡単に形よくできて、一度、飾ってしまえば、毎日の水替えもいらないから。花の扱いに慣れていない人にもおすすめです。
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「春を告げるミモザのリース」のつくり方|平井かずみさん「春のリース」へ⇒
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<スタイリング/平井かずみ 撮影/有賀 傑 取材・文/黒澤 彩>
平井かずみ(ひらい・かずみ)
フラワースタイリスト。「ikanika」主宰。インテリアショップ勤務を経て、挿花家・谷匡子氏に師事。“しつらえる”という感覚を大切に、暮らしのなかに季節の草花を取り入れる「日常花」を提案。東京・自由が丘「cafeイカニカ」を拠点に、花の会やリース教室を全国各地で開催。雑誌や広告、イベントでのスタイリングや、ラジオやテレビなど多方面で幅広く活躍中。著書に『花のしつらい、暮らしの景色』『あなたの暮らしに似合う花』(ともに扶桑社)、『フラワースタイリング ブック』(河出書房新社)、『季節を束ねるブーケとリース』(主婦の友社)などがある。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです