昔から、大切に受け継がれてきた、四季折々の家仕事は、理にかなった、先人たちの知恵の結晶です。 今回は、イギリス人の大好物「ルバーブジャム」のつくり方を、ステンシル作家で料理研究家のホークスみよしさんに教わります。
『家仕事ごよみ』より
『家仕事ごよみ』より
ルバーブジャム 五月から十月上旬
ルバーブは外見はふきに似た野菜で、りんごのような酸味が特徴。日本ではなかなか手に入りませんが、イギリスではジャムの定番なのだとか。
「イギリス人の好物はルバーブ&カスタードと冗談に使われるくらい、一年中、食べています(笑)。私も好きで、手に入るとジャムにしています。ザクザク切って煮るだけで、つくるのも簡単。酸味が強めで、クセになりますよ」(ホークスみよしさん)
用意するもの(つくりやすい分量)
● ルバーブ | 500g |
● 砂糖 | 200g |
つくり方
1 ルバーブは洗って汚れた部分を除き、皮付きのまま3cm長さに切る。
2 水80ml(分量外)とともに鍋に入れ、中火にかける。
3 あくを取り、ルバーブがやわらかくなるまで15~20分、煮る。火を弱めて砂糖を加え、木べらで混ぜながらさらに約10分、煮て、強火で煮立ててとろりとしたら火を止める。
4 約15分、煮沸消毒した保存瓶に注ぎ、すぐにふたをして保存する。
<文/野上郁子(オフィスhana) イラスト/赤井稚佳>
ホークスみよし
ステンシル作家で料理研究家。イギリス、クウェート、湘南での生活のあと、那須に移住。森の自然を題材としたステンシル作品を制作しながら、地元の自然食材を生かしたおいしいレシピも発表している。
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