• 適度な保湿性や吸湿性があり、肌触りのよい天然素材の布マスク。これからの季節に活躍するデザインをまのあきこさんに提案していただきました。今回は、フィルターを入れても息苦しくない「ギャザーマスク」のつくり方を紹介します。接着テープやノーズワイヤーを省略してもフィットする形です。ひもで結ぶタイプで、耳も痛くなりません。
    (『天然生活』2020年10月号掲載)

    Gathered Mask
    ギャザーマスク

    フィルターポケットのあるマスク。薄手のローンでつくったので、フィルターを入れても息苦しくありません。綿シルクだからやわらかく、着けているのを忘れるほどの軽やかさ。ひもで結ぶタイプで、耳も痛くなりません。四角い布からつくれる手軽さもうれしい。

    画像: 白ブラウス 14,000円/マノン(エムケースクエアTEL.06-6534-1177)

    白ブラウス 14,000円/マノン(エムケースクエアTEL.06-6534-1177)

    画像: マスク上部がポケット口になっており、マスク用フィルターを入れられる

    マスク上部がポケット口になっており、マスク用フィルターを入れられる

    画像: ちょう結びをしたひもが、アクセサリーのようで上品な華やかさが。左右のひもを後頭部で結び、着けることもできる

    ちょう結びをしたひもが、アクセサリーのようで上品な華やかさが。左右のひもを後頭部で結び、着けることもできる

    ギャザーマスクのつくり方

    画像: ギャザーマスクのつくり方

    材料

    本体用布(綿シルクローン) 17cm幅 28cm

    ひも用布(綿シルクローン) 3cm幅 80cmを2枚

    テクノロート(形状保持材) 11.5cm

    接着テープ2cm幅 13cm

    ポリエステルミシン糸90番

    ※つくり方のなかの数字の単位はすべてセンチメートル(cm)です。

    つくり方

     本体の上部中央に接着テープを貼る。下端は三つ折りして縫う。

    画像1: つくり方

     イラストを参考に、上端を縫い、ノーズワイヤーとしてテクノロートを入れる。

    画像2: つくり方

     テクノロートが落ちてこないように端を縫い、ふさぐ。本体をイラストのように折り、折山の内側を縫う。

    画像3: つくり方

     本体の脇に粗い針目のミシン(または、細かいなみ縫い)をかけ、糸を引いてギャザーを寄せ、7cmまで縮める。

    画像4: つくり方

     ひもを四つ折りし、イラストを参考に本体を挟んで縫う。

    画像5: つくり方
    ◇ ◇ ◇
    ※ このページで紹介した「ギャザーマスク」の材料(糸は含みません)を、『天然生活 ONLINE SHOP』(https://shop.tennenseikatsu.jp/)でご購入いただけます。ぜひご活用ください




    〈デザイン・制作/まのあきこ 撮影/滝沢育絵 スタイリング/植村美智子 ヘアメイク/吉川陽子 モデル/伊里 イラスト/たまスタヂオ〉

    まの・あきこ
    ソーイング作家。出産を機に子ども服をつくり始め、文化服装学院でパターンメーキングを学ぶ。天然素材を用いたナチュラルな作風が注目を集め、イベントや雑誌、書籍などで作品を発表。著書は『おしゃれが好きな女の子の服』『一年中ワンピース』(ともに文化出版局)など。
    インスタグラム(@akiko_mano_jamjam)

    [布地協力]
    生地の森
    https://www.kijinomori.com/

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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