お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
オーブンを回すのが楽しい季節がやってきました。
ちょっと手間がかかるけど、どうしても食べたくなったので、今回はシュークリームのレシピを更新!
皮に使う「水」の分量が多いと、昔ながらのふわっとした生地に。「牛乳」の割合が多いと、カリッとした生地に。
何度か試作した結果、懐かしさ7割、モダンっぽさ3割に決定です。
カスタードは甘さ控えめですが、生クリームのコクも加わり、食べ応えあるクリームになりました。
我が家の新しいシュークリームの味、ぜひお試しください♪
シュークリームのつくり方
![画像: シュークリームのつくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/94c0f4d3f6d282199ff606526c15e2a849afea84.jpg)
材料(11~12個分)
〈シュー生地〉 | |
● 薄力粉 | 80g |
● 全卵 | 2と1/2~3個 |
● 牛乳 | 30cc |
● きび砂糖 | 小さじ1/2 |
● 塩 | ひとつまみ |
● 水 | 70cc |
● バター(塩分不使用) | 60g |
● アーモンド | 好みで適宜 |
● 霧吹き | |
〈カスタードクリーム〉 | |
● 卵黄 | 5個 |
● きび砂糖 | 100g |
● 薄力粉 | 40g |
● バニラビーンズ | 1/2本 |
● 牛乳 | 400cc |
● バター(塩分不使用) | 20g |
● 生クリーム | 100cc |
下準備
〈シュー生地〉
*材料は室温に戻す。
*オーブンは200℃に予熱する。
*薄力粉はふるっておく。
*卵は溶いておく。
*アーモンドは刻む。
〈カスタードクリーム〉
*材料は室温に戻す。
*薄力粉はふるっておく。
つくり方
1 シュー生地をつくる。牛乳、水、砂糖、塩、バターを鍋に入れ、中火で沸騰させる。バターが溶けたら火を止め、薄力粉を加え、へらでひとかたまりになるまで混ぜる。
![画像: ひとかたまりになるまで混ぜる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/5d4001040f7563bd37360d6fcc14c46e5f31c1f3.jpg)
ひとかたまりになるまで混ぜる
[はなよりひと言]
生地が鍋肌から離れて、かたまりになるのが目安です。
2 再度、鍋を弱火で温め、水分を飛ばし、鍋底に薄い膜ができたら火を止める。
[はなよりひと言]
鍋底に薄い膜が見えてくるので、それまで水分を飛ばすような感覚で混ぜ続けます。30秒~1分くらいです。
3 鍋を火から外し、溶き卵を少しずつ加える。生地がなめらかになって、持ち上げたへらから三角の状態で落ちるようになるまで卵を加えながら混ぜる。
![画像: 卵を少しずつ加える](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/b0bac6f042ee2d7221ef358053d9708413cfb05e.jpg)
卵を少しずつ加える
![画像: 三角になってすっと落ちるまで混ぜる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/9fcead622115b679e37e37cbc9a453683d903a49.jpg)
三角になってすっと落ちるまで混ぜる
[はなよりひと言]
この見極めが難しいかもしれませんが、卵を少しずつ加えていけば、大丈夫。 へらで生地を持ち上げて、3秒くらいしたら「ポテッ」と落ちて、へらに薄い三角の生地が残ったらOKです。卵は全部使わず、少しとっておきます。
4 しぼり袋に大きめの口金を詰め、3の生地を詰める。直径4cmくらいの大きさに生地をしぼり出す。
![画像: 間隔を開けてしぼる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/757e68d634972c401fa5d3eab00138373027ccc1.jpg)
間隔を開けてしぼる
![画像: 「ひっぱりだこ飯」弁当の器です。しぼり袋がちょうど入るので、生地を流し込むのに便利!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/b9712c7c4ca75216a782d2c3a709c031214abbf6.jpg)
「ひっぱりだこ飯」弁当の器です。しぼり袋がちょうど入るので、生地を流し込むのに便利!
5 霧吹きで水をふりかける。最後は、水を指に付けて、とんがった部分を軽く押さえる。アーモンドをかける場合は、生地の表面に刷毛で溶き卵(3で残ったもの)を塗り、その上にアーモンドをふりかける。
6 5を200℃に予熱したオーブンで約20分、180℃で2~3分ほど焼く。
![画像: シュー生地の完成](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/d6c02de893ebce6863294b4982c2b348d20e121b.jpg)
シュー生地の完成
[はなよりひと言]
オーブンの下の段で焼きます。ふくらむまで絶対にオーブンを開けないこと! 温度が下がるとふくらみません。全体的に濃い目の色が付けばOKです。
7 カスタードクリームをつくる。鍋に牛乳を入れる。バニラビーンズのさやを割き、包丁の背でしごき出した種を加えて火にかけ、沸騰直前まで温める。
![画像: カスタードクリームの材料を準備します](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/4de52971be360028448e2800df86bdd2df2efddd.jpg)
カスタードクリームの材料を準備します
[はなよりひと言]
鍋の縁の牛乳がフツフツしてきたら火を止めましょう。
8 卵黄と砂糖を白っぽくなるまで泡立て器で混ぜ合わせる。
[はなよりひと言]
卵黄に砂糖を加えたらすぐに混ぜましょう。放置すると、砂糖がダマになって混ざりにくくなります。
9 薄力粉を一気に加え、さらに混ぜる。
![画像: 手早く混ぜる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/9a23375756c6143d31c650c88cf3d04847f4195c.jpg)
手早く混ぜる
10 温めた牛乳を少しずつ加え、その都度、混ぜる。鍋に戻し、中火でとろみが付くまで底から混ぜ続ける(フツフツしてから2分ほどは混ぜる)。
[はなよりひと言]
泡立て器を使う方が多いですが、ステンレス同士の器具を使うのが苦手なため、私は木べらを使っています。とにかく、底が焦げやすいので、底から混ぜるようにしましょう! 鍋は底が丸い方が、全体的に混ぜやすいです。
11 火から下ろしてバターを加え、混ぜる。
12 11をこしながらバットに入れ、保冷剤で冷やす。
![画像: カスタードクリームは保冷剤ですぐに冷やす](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/99f061ec8efcc90ab1aaedf81418e9f0071f7dd9.jpg)
カスタードクリームは保冷剤ですぐに冷やす
[はなよりひと言]
菌が増殖しやすいので、保冷剤ですぐに冷やします。
13 生クリームを泡立てる。12のカスタードクリームを大きめのボウルに入れ、泡立て器でなめらかにしたら、生クリームを加え、混ぜ合わせる。
[はなよりひと言]
あまり混ぜないようにします。なめらかになったらOKです。
14 6で焼き上がったシュークリームの皮を横半分に切る。口金を入れたしぼり袋に13を詰め、シュークリームの下の皮にしぼり出す。上の皮をのせてでき上がり。
![画像: クリームをしぼり袋に詰める](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/40d9797c4a2ce7e54a116df3ad7ce33786a79e1f.jpg)
クリームをしぼり袋に詰める
![画像: シュー生地にしぼる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/bc757f406a68a08ab5af886de81bfe5252cbafcf.jpg)
シュー生地にしぼる
[はなよりひと言]
カスタードクリームを入れすぎると足りなくなるので、様子を見ながら詰めてくださいね。
![画像: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2020/08/27/864bf677d1ac6b87337b813ad5b0d422d3fd2051.jpg)
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡〜hana金〜」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
Instagram https://www.instagram.com/hanalovestaco/
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。