• 残った主菜を翌日の献立のひと皿にリメイクする、おかずの「しりとり」。今回は、中華オムレツでつくるスープを使った献立を、瀬尾幸子さんに教えてもらいました。
    (『天然生活』2015年12月号掲載)

    【おかずのしりとり4日目】

    画像: おかずのしりとり献立帖|4日目/瀬尾幸子さん

    オムレツスープ <<<

    オムレツがそのままスープの具に。食欲のない朝にもおすすめ。

    材料(2人分)

    ● 中華オムレツ<<<2切れ
    ● 水500ml
    ● 顆粒とりガラスープの素小さじ1
    ● 塩小さじ1/2
    ● こしょう少々
    ● しょうゆ少々
    ● 三つ葉(あれば)少々

    つくり方

     鍋に水、顆粒とりガラスープの素を入れて煮立て、中華オムレツを加える。

     ひと煮立ちしたら塩、こしょう、しょうゆを加えて味をみて、火を止める。

     あれば三つ葉をざく切りにし、に散らす。

    とりのから揚げ >>>

    小麦粉だけの薄い衣でさっくりジューシー。冷めてもやわらか。

    材料(つくりやすい分量)

    ● とりもも肉2枚
    ● 卵1個
    ● しょうゆ大さじ2
    ● 小麦粉、揚げ油各適量
    ● すだちやレモンなどの柑橘類(酢でも可)適宜

    つくり方

     とりもも肉は4cm角に切る。

     ボウルに、卵、しょうゆを入れてよく混ぜ、5~10分おく。

     小麦粉を入れたポリ袋に、のとり肉の汁けをきって入れる。空気を入れて袋の口を閉じ、よくふって、とり肉に小麦粉をつける。

     揚げ油を170℃くらいの中温に熱し、を入れる。

     とり肉がきつね色になり油に浮いてきたら、すくって油をきる。

     好みで、すだちなどの柑橘類をしぼっていただく。

    ◇ ◇ ◇

    とりのから揚げから、もっとしりとりレシピ
    なすとから揚げの煮もの

    材料とつくり方(2~3人分)

     なす(4本)は皮がかたければまだらにむき、ひと口大に切る。

     だし(500ml)にしょうゆ(大さじ2)、砂糖(小さじ2)を加えて、冷たい状態からのなすを中火で煮ていく。

     なすがやわらかくなったら、にから揚げ(6個)を入れて火を止め、衣に煮汁をしみ込ませる。

    とりのから揚げから、もっとしりとりレシピ
    野菜いっぱい酢鶏

    材料とつくり方(2人分)

     玉ねぎ、ピーマン、パプリカなどの野菜や、しいたけなどのきのこを炒める。

     に、から揚げ(6個)を切らずに、そのまま加えて炒め合わせる。

     同量で合わせたしょうゆ、酢、砂糖で甘酢をつくってに加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。

    とりのから揚げから、もっとしりとりレシピ
    南蛮漬け

    材料とつくり方(2人分)

     玉ねぎ(1/2個)を薄切りにする。

     水(1/2カップ)、酢(1/2カップ)、砂糖(大さじ2)、しょうゆ(大さじ1)で甘酢をつくり、の玉ねぎをひたして30分ほどおく。

     にから揚げ(6個)を加えて、衣がしんなりしたら皿に盛る。

     好みで輪切りにしたとうがらしをアクセントで散らす。

    ◇ ◇ ◇

    中途半端に残った昨日のおかずを翌日そのまま献立に再登場させるのは、ちょっと気がひけるもの。

    肉じゃがが春巻きになったり、筑前煮がチヂミになったり、瀬尾さんのしりとり(リメイク)料理は、味も見た目も一変して、新たなひと品として食卓を彩ります。

    しかも、「簡単でおいしい料理」を提唱する瀬尾さんらしく、手間がかからないところもポイントです。

    「夕食は家族にとって一番楽しみな食事。だから残りもの感は出したくない。しかも、残ったおかずを使った料理が、イチからつくるものより大変だったら意味がないと思うの。使いまわすことを見越して、おかずを多めにつくるのも本末転倒です。少し残ったもので、手軽に別の料理ができないとね」

    カレーなど味が決まっているものはしりとりしづらいけれど、シンプルな味つけのものなら、変化をつけやすいそう。

    とくに汁ものへのしりとりは、残ったおかずが少量でもかさ増しができるうえに見た目も変わって、おすすめです。

    「どんな料理でも、ていねいにつくること。これさえ守れば必ずおいしいものができます。おいしくつくれば、残りものだって立派なおかずになりますよ」





    〈撮影/有賀 傑 取材・文/熊坂麻美 スタイリング/大畑純子〉

    瀬尾幸子(せお・ゆきこ)
    料理研究家。手早くつくれて食べ飽きない、普段の食卓で活躍する家庭料理を提案。『賢い冷蔵庫』(NHK出版)など著書多数。「料理はつくったらつくった分だけ、おいしいものができるようになりますよ」

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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