• 残った主菜を翌日の献立のひと皿にリメイクする、おかずの「しりとり」。今回は、筑前煮でつくるチヂミを使った献立を、瀬尾幸子さんに教えてもらいました。
    (『天然生活』2015年12月号掲載)

    【おかずのしりとり6日目】

    画像: おかずのしりとり献立帖|6日目/瀬尾幸子さん

    筑前煮のチヂミ <<<

    煮ものから、まさかの変身。甘い味をコチュジャンで引き締めて。

    材料(2人分)

    ● 筑前煮 <<<1カップ
    ● 小麦粉1/2カップ
    ● 溶き卵1個分
    ● 水適量
    ● コチュジャン少々
    ● ごま油大さじ1

    つくり方

     筑前煮の具はすべて1cm角くらいに切る。

     ボウルにを入れ、小麦粉をふり入れて混ぜる。

     に溶き卵を入れて混ぜ、粉っぽさが残るようなら水(分量外)を少し加えて混ぜる。

     フライパンを中火で熱し、ごま油を入れ、を流し入れて、両面焼く。

     を食べやすい大きさに切り、コチュジャンを添える。

    ポトフとスープ >>>

    大きめの具材と骨つきとりもも肉から、だしとうま味が出ます。

    材料(2人分)

    ● 骨つきとりもも肉2枚
    ● 玉ねぎ1個
    ● セロリ1本
    ● じゃがいも2個
    ● にんじん1本
    ● 固形スープの素1個
    ● 水1.5リットル
    ● ローリエ2枚
    ● クローブ(あれば)1本
    ● 塩、こしょう、粒マスタード各適量

    つくり方

     骨つきとりもも肉は骨に沿って包丁で切り目を入れてひらく。骨と骨の間の関節から切って2等分にする。

     玉ねぎは半分に切り、バラバラにならないようにようじで留める。

     セロリは5cm長さに切る。

     にんじんは皮をむいて半分の長さに切り、縦にふたつに切る。

     じゃがいもは皮をむく。

     鍋にとローリエ、あればクローブ、固形スープの素を入れ、水を加える。

     強火にかけ、煮立ったらあくを取って弱火にして30分煮る。

     火を止め、具を皿にとって玉ねぎはようじを外し、お好みで塩、こしょう、粒マスタードをつけていただく。

     スープは別の器によそい、味が足りなければ塩、こしょうを好みの量加える。

    ◇ ◇ ◇

    ポトフから、もっとしりとりレシピ
    とり肉サンドイッチ

    材料とつくり方(2人分)

     ポトフのとり肉(150g)をほぐして粒マスタードとマヨネーズであえる。

     パンにを好みの量はさんでいただく。レタスやきゅうりをはさむ場合は、水けをよくきってパンにバターを薄くぬってから。

    ◇ ◇ ◇

    中途半端に残った昨日のおかずを翌日そのまま献立に再登場させるのは、ちょっと気がひけるもの。

    肉じゃがが春巻きになったり、筑前煮がチヂミになったり、瀬尾さんのしりとり(リメイク)料理は、味も見た目も一変して、新たなひと品として食卓を彩ります。

    しかも、「簡単でおいしい料理」を提唱する瀬尾さんらしく、手間がかからないところもポイントです。

    「夕食は家族にとって一番楽しみな食事。だから残りもの感は出したくない。しかも、残ったおかずを使った料理が、イチからつくるものより大変だったら意味がないと思うの。使いまわすことを見越して、おかずを多めにつくるのも本末転倒です。少し残ったもので、手軽に別の料理ができないとね」

    カレーなど味が決まっているものはしりとりしづらいけれど、シンプルな味つけのものなら、変化をつけやすいそう。

    とくに汁ものへのしりとりは、残ったおかずが少量でもかさ増しができるうえに見た目も変わって、おすすめです。

    「どんな料理でも、ていねいにつくること。これさえ守れば必ずおいしいものができます。おいしくつくれば、残りものだって立派なおかずになりますよ」





    〈撮影/有賀 傑 取材・文/熊坂麻美 スタイリング/大畑純子〉

    瀬尾幸子(せお・ゆきこ)
    料理研究家。手早くつくれて食べ飽きない、普段の食卓で活躍する家庭料理を提案。『賢い冷蔵庫』(NHK出版)など著書多数。「料理はつくったらつくった分だけ、おいしいものができるようになりますよ」

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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