バターチキン(チキンマカニ)のつくり方
日本でもおなじみのバターチキン。これはインドのデリーで生まれたといい「チキンマカニ」とも呼ばれています。
トマトベースの、バターとクリームが入った濃厚でなめらかなソースに、十分にスパイスでマリネした鶏肉を加えて作ります。
私はこれを作るときには、鶏肉のマリネだけを倍量作って、半分はバターチキンに、残りの半分は焼いて 翌々日の1品としてしまいます。
焼いたものはサンドイッチにしても美味しいですし、毎日のご飯のおかずとしても喜ばれますよ。
できあがり
材料(つくりやすい分量)
● 鶏胸肉 | 500g(大きめの2口大に切る) |
● A | |
・レモン果汁 | 小さじ1 |
・水切りヨーグルト | 大さじ3 |
・生姜・ニンニク | 各大さじ1 |
・ターメリック | 小さじ1/4 |
・ガラムマサラ | 小さじ1 |
・カスリメティ | 小さじ1/4 |
・塩 | 小さじ1/8 |
● ギー又はバター(食塩不使用) | 大さじ2 |
● B |
(ホールスパイス) | |
・ベイリーフ | 1枚 |
・乾燥赤唐辛子 | 2本 |
・クローブ | 3個 |
・カシアバーク 又はシナモン | 5cm |
● 玉ネギ大 | 1/2個(みじん切り) |
● チリパウダー | 小さじ1 |
● トマト大 | 2個(みじん切り/200mlカップで2.5カップ分) |
● C |
・クミンパウダー | 小さじ1/2 |
・ガラムマサラ | 小さじ1 |
・カスリメティ | 小さじ1/4 |
・香菜 | 大さじ1強(みじん切り) |
・生クリーム | 100ml |
・カシュナッツペースト(カシュナッツ15個+水大さじ3をブレンダーでペーストに) |
つくり方
1 鶏肉とAをボールに入れて混ぜ、冷蔵庫で最低でも2時間以上つけおく(前日から漬け込んでおくとより美味しい) 。
2 厚手の鍋に油とBを入れ弱めの中火で温める。
3 赤唐辛子が膨らんできたら、玉ネギを加え混ぜながら加熱する。
4 玉ネギが柔らかくなり角が茶色くなってきたら火を止め、チリパウダーを加えよく混ぜる。
5 チリパウダーが油と馴染んだらトマトを加え弱めの中火で混ぜながら加熱する。
6 トマトの水分が飛びペースト状になったら、Cも加え混ぜながら2分ほど加熱する。
7 スパイスの香りが立ってきたら火を止め粗熱を取り、ブレンダーでスムーズなソースにする。
8 7を鍋に戻し、つけ置いた鶏肉とヨーグルトも全て加え、弱めの中火で加熱し沸騰したら蓋をして10分ほど加熱する。
上手に作るために:
バターチキンを美味しく作るコツは甘みと酸味のバランスをよくすることです。そのために発酵が進んで酸味の強すぎるヨーグルトや、若くて酸味の強いトマトを使うと酸っぱくなってしまうので気をつけて。
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マバニさんの自家製ギー
遮光瓶に入れて保存します。
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〈料理/マバニ・マサコ 撮影/林 紘輝〉
マバニ・マサコ
インド料理・スパイス料理研究家。嫁ぎ先で継承されてきたインドのアーユルヴェーダ的考えを取り入れながら、素朴なスパイス使いと癒される味を日本の家庭に紹介している。著書に『いちから始めるインドカレー』(柴田書店)ほか。新著製作中。Instagramでは日々の料理をUP。
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